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年代記 ~ブログ小説~ 

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【  2011年10月  】 更新履歴 

  10.01.  【 第46章 】  第827回   さわりを読む▼
  10.02.  【 第46章 】  第828回   さわりを読む▼
  10.02.  【 備忘記録的なもの 】  気長な話   さわりを読む▼
  10.03.  【 第46章 】  第829回   さわりを読む▼
  10.03.  【 備忘記録的なもの 】  コラン=ブルームという作曲家   さわりを読む▼
  10.04.  【 第46章 】  第830回   さわりを読む▼
  10.04.  【 備忘記録的なもの 】  自分にとっては大胆すぎると思いますが・・・   さわりを読む▼
  10.05.  【 第46章 】  第831回   さわりを読む▼
  10.06.  【 第46章 】  第832回   さわりを読む▼
  10.07.  【 第46章 】  第833回   さわりを読む▼
  10.08.  【 第46章 】  第834回   さわりを読む▼
  10.09.  【 第47章 】  第835回   さわりを読む▼
  10.10.  【 第47章 】  第836回   さわりを読む▼
  10.11.  【 第47章 】  第837回   さわりを読む▼
  10.12.  【 第47章 】  第838回   さわりを読む▼
  10.13.  【 第47章 】  第839回   さわりを読む▼
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  10.15.  【 第47章 】  第841回   さわりを読む▼
  10.16.  【 第47章 】  第842回   さわりを読む▼
  10.17.  【 第47章 】  第843回   さわりを読む▼
  10.18.  【 第47章 】  第844回   さわりを読む▼
  10.19.  【 第47章 】  第845回   さわりを読む▼
  10.20.  【 第47章 】  第846回   さわりを読む▼
  10.21.  【 第47章 】  第847回   さわりを読む▼
  10.22.  【 第47章 】  第848回   さわりを読む▼
  10.23.  【 第48章 】  第849回   さわりを読む▼
  10.24.  【 第48章 】  第850回   さわりを読む▼
  10.25.  【 第48章 】  第851回   さわりを読む▼
  10.26.  【 第48章 】  第852回   さわりを読む▼
  10.27.  【 第48章 】  第853回   さわりを読む▼
  10.27.  【 備忘記録的なもの 】  ・・・大変な一日だったね。   さわりを読む▼
  10.28.  【 第48章 】  第854回   さわりを読む▼
  10.28.  【 備忘記録的なもの 】  ・・・。   さわりを読む▼
  10.29.  【 第48章 】  第855回   さわりを読む▼
  10.30.  【 第48章 】  第856回   さわりを読む▼
  10.30.  【 備忘記録的なもの 】  さて、気を取り直して・・・。   さわりを読む▼
  10.31.  【 第48章 】  第857回   さわりを読む▼


第827回

第46章

  ノルベール=ジラールのおかげで、シャルロットは、グルノーブル大学でユニークな人たちと知り合った。その中で、一番かの女がひかれたのは、マリウス=ルブランの幼なじみでシドニー=ロランという少女だった。 シドニーは、美しい黒い髪、澄んだ灰色の目をした女性だった。どちらかといえば美人なのだが、かの女は他人に冷たさを感じされるようなタイプの女性だった。<氷の女王>というあだ名がつけられていたが、そのあだ名...全文を読む


第828回

第46章

 「・・・ところで、そのネックレスだけど」ヴィクトールがシャルロットの胸元を見つめた。「そこについているのは、飾りではなくて、本物の指輪だよね?」「ええ」「それは、婚約指輪?」 シャルロットは真っ赤になった。「・・・指輪を左手の薬指にはめるのはね、左手の薬指が心臓と一番結びつきが深いからだ、っていう説があるんだって。そこに指輪があることで、妻は夫に結びついているという考え方だ。つまり、夫は、妻を自分...全文を読む


気長な話

備忘記録的なもの

 今日発表分の「年代記」第828回は、こんなフレーズで終了しています。  そこに、ノルベール=ジラールが立っていた。彼は、何か思いつめたような真剣な表情をしていた。そして、ひどく緊張したような素振りで二人に会釈した。「ヴィクトール、シャルロットと話があるんだけど、いいかな?」「話は終わったよ」ヴィクトールが答えた。「ただ、かの女は、少し具合が悪いようだ。サヴェルネ教授のところまで送っていってもらえる...全文を読む


第829回

第46章

 「・・・これから、大切なことを聞かなくちゃならない。絶対にぼくに嘘をつかないって約束してくれる?」 シャルロットは小さな声で答えた。「命に関わること以外なら」「無条件にだ」ノルベールは厳しい調子で言った。「約束できないわ、ノルベール」シャルロットも断固とした口調で答えた。 しかし、彼は、それを無視して話し出した。「ぼくは、今まで、取材旅行を何度か繰り返してきた。コラン=ブルームの初恋の女性<そよか...全文を読む


コラン=ブルームという作曲家

備忘記録的なもの

 (昨日の日記の続きです)・・・で、ノルベールが本当にいいたかった、この章最大のネタバレ箇所が今日の第830回---ではなく、第829回からの話になります。これまで、コラン=ブルームという(架空の)作曲家について、小説内でも何度か触れてきました。彼の生い立ちについても詳しく書きました。察しのいい方にはすでにおわかりだったはずの、コラン=ブルームとシャルロットとの間の本当の人間関係を書いたのが今日(と明...全文を読む


第830回

第46章

  知らなかった・・・。シャルロットは思った。自分たちは、そんなに前から命を狙われていたのだ。だから、ドクトゥールは、あれだけ必死になって自分たちを守ろうとしたのだ。過去を隠し、名前まで変えたのは、常に命の危険にさらされていたからだったのだ。今の話では、自分には会ったことがない兄がいた。いや、今もどこかで生きているに違いない。そして、母は自分の名前も身分も何もかも隠し、生きていることさえ知られないよ...全文を読む


自分にとっては大胆すぎると思いますが・・・

備忘記録的なもの

 小説とは全く無関係の日記です。自分にとっては大胆すぎると思ったのですが、今回初めてこのテンプレートを使ってみました。なぜって、うちの小説と今回のテンプレートって、まったくミスマッチで、どうやってもこのテンプレートを使うことはないと思っていましたから・・・。これは、あこがれのテンプレートの一つで、これのために魔女の話を一つ書こうかとまで思いつめていたテンプレートでした。(・・・でも、どうやっても魔女...全文を読む


第831回

第46章

  12月の初め、シドニー=ロランは、オーケストラ=サークルをやめた。対人関係がうまくいかなかったからである。かの女は、同じパートのある上級生と対立し、結局孤立してしまった。それは、マリウス=ルブランが止めることさえできなかったほど急なできごとだった。「シドニーは悪くないわ」シャルロットは憤慨した。「わかっているよ。中傷を真に受けてはいけない」ヴィクトール=ギルマンが言った。「かの女をちょっとでも知...全文を読む


第832回

第46章

  グルノーブルとその周辺の学生たちが月に一度集まるパーティがあった。通称<土曜の夜のパーティ>と呼ばれるそれは、かれこれ30年近い歴史を持っているということだった。それに参加できる条件は二つのみ。一つは、必ず男女二人組で参加すること。そしてもう一つは、そのカップルのどちらか一方、あるいは双方が大学生であること。 ヴィクトール=ギルマンは、ほとんど毎回のようにこのパーティに参加していた。ただし、彼は...全文を読む


第833回

第46章

  シャルロットは首をかしげた。「それじゃ、どうして、わたしにパーティに一緒に行こうって誘ったのかしら?」「誘われたの?」マリウスは目を丸くした。 シャルロットはうなずいた。「じゃ、どうして一緒に来なかったの?」「ヴィクトールに先に誘われたからよ」シャルロットが答えた。「・・・ああ、それで、彼はさっきからこっちを見ないようにしているんだな」マリウスが言った。「彼とは、一度も話をしていないだろう?」 ...全文を読む


第834回

第46章

  シャルロットはびっくりした、というより、ぎょっとして彼を見つめた。それから、覚悟を決めたようにこう言った。「でも、わたしは、コルネリウスを愛しているんです」 その表情を見た彼の顔が暗くなった。彼はしばらく手の中で指輪をもてあそんでいた。やがて、こうつぶやいた。「・・・ギュスターヴ=フェランも、こんなふうに振られたのか?」「ヴィトールドは、決してこんなことは言わなかったわ」シャルロットが言った。「...全文を読む


第835回

第47章

  町中にグルノーブル=ジュネス=コンクール(通称ジュネス)のポスターが貼られ始めたのは、年が明けてまもなくのことだった。 1914年に入るとすぐ、グルノーブル市民オーケストラの音あわせが始まった。その直前に、コンクールで伴奏をするための人数を確保する目的で、コンクール期間だけの臨時団員の募集があった。シャルロットとヴィクトールは、ヴァイオリンパートの二つの椅子を取った。 ヴィクトール=ギルマンは、...全文を読む


第836回

第47章

  コンクールは、例年同様3月5日に始まった。出場者は、全部で124人だった。コンクールは、午後1時から始まるということで、町中は午後になると、まるで全員コンサートホールに行ったかのように静かになった。 シャルロットは、予選の間、オーケストラの練習が始まる夕方まではコンサートホールにいた。たまたま、ノルベール=ジラールの隣の席だった。コンクール中の通し席なので、二人は何となくばつの悪い思いをしながら...全文を読む


第837回

第47章

 「・・・あなた、ひょっとするとブローニャじゃない?」 シャルロットは、突然ポーランド語で声をかけられ、振り向いた。シャルロットの目は丸くなった。「・・・スターシャ?」シャルロットの口から反射的に言葉が飛び出した。「どうしてここにいるの?」「あなたこそ」そう言ってから、その少女は、シャルロットの手元を見てほほえんだ。「・・・あら、あなたは、ここでヴァイオリンを・・・?」 シャルロットは、かの女が自分...全文を読む


第838回

第47章

  シャルロットはちいさくため息をついた。「・・・女の子はね、あこがれの人には、完全でいて欲しいって思うものなのよ」「あこがれの人?」ノルベールが言った。「でも、あなたには、フィアンセが・・・?」「ちょっと違うのよ、ノルベール。こういうたとえが適切かどうかわからないけど」シャルロットは首を振った。「あなたにも、好きになったひとがいるでしょう? でも、かの女を愛しても、あなたは自分のご両親を嫌いにはな...全文を読む


第839回

第47章

  第三次予選に出場する12名の中に、マリウス=ルブランは残っていた。 第三次予選の二日目、シャルロットはオーケストラの一員として、舞台裏で調弦をしていた。 そのとき、かの女の目にスタニスワヴァ=ヴォイトヴィッチが映った。かの女が見るスタニスワヴァは、緊張しているというよりむしろ落ち込んでいるように見えた。 シャルロットは、前日のことを思い出していた。 帰り際、シャルロットはスタニスワヴァの妹ステフ...全文を読む


第840回

第47章

 「・・・あれは、かなり重症だな」ヴィクトールが言った。 シャルロットは彼を見上げた。「重症?」「恋の病というのは、時と場所を選ばないからな」 シャルロットは驚いて彼を見つめた。「どうして、かの女のトラブルがその種類のものだとわかるの?」「カンさ。あなたよりは、10年長く生きているからね」「あなた、心理学者より小説家に向いているかも知れないわ」シャルロットが皮肉めいた口調で言った。「からかわないで。...全文を読む


第841回

第47章

  シャルロットは控え室にたどり着いた。そこには、もう誰も残っていなかった。 かの女は、中に入るなり、その場に立ちつくした。目の前の壁は、一面ガラス張りになっており、かの女の目の前にはかの女が知らない女性が立っていた。その女性は、真っ赤になってぼんやりした表情をかの女に見せていた。「・・・これ、わたしなの?」シャルロットは鏡に向かってつぶやいた。 その女性の隣に立っていた青年は真剣な表情でうなずいた...全文を読む


第842回

第47章

  翌日の夕方、シャルロットは第三次予選の結果が張り出されている掲示板の前にいた。「マリウスは、だめだったようだね」 シャルロットはその声を聞いて振り返った。そこにはノルベール=ジラールが立っていた。 シャルロットは悲しそうにうなずいた。「ところで、あなたは、誰が優勝しそうだと思う?」ノルベールが訊ねた。「わからないわ。でも、もし、マルセル=デュプレシが優勝すれば、ルビー5個の王冠をかぶった優勝者が...全文を読む


第843回

第47章

  本選の全員の演奏が終わったあと、オーケストラのメンバーは、弦楽器奏者たちの控え室に全員集まっていた。 オーケストラのメンバーが選ぶ賞の受賞者を決めるための投票が行われることになっていたからである。 シャルロットたち臨時のメンバーにも投票権が与えられていた。彼らは、それぞれ自分がいいと思った演奏者の名前を書いて箱に入れた。そして、彼ら全員の前でトップチェリストのセザール=ヴェルネとフルート奏者のオ...全文を読む


第844回

第47章

  ホールの入り口のところにノルベール=ジラールが一人で立っていた。シャルロットは彼に声をかけた。「結果は、まだなの?」「まだだ。でも、そろそろかな。中に入る?」「そうね」シャルロットが言った。 そのとき、中から二人の少年が出てきた。「・・・努力の量をはかるんじゃないよ。その価値を計るんだ。それも、他人の基準でね」年少の方の少年がドイツ語で言っていた。やわらかな、しかし張りのある声だった。そのドイツ...全文を読む


第845回

第47章

  シャルロットは、彼らが話している間に、もう一人の少年に近づいた。そして、かの女は、彼があのときの少年と同じ人物かどうか確認したくなり、ポーランド語で話しかけた。「・・・何か、悲しいことでもあるの?」 少年は驚いたようにかの女を見つめ、ポーランド語で言った。「どうして、ポーランド語を知っているんですか?」「わたし、ポーランドに5年住んでいたの。祖母がポーランド人なの」「ポーランドのどこに住んでいた...全文を読む


第846回

第47章

  タデウシ=ボレスワフスキーは知っていた。あのときのあの少女は、<クラコヴィアク>のブローニャだ。あのときには、まだ<クラコヴィアク>は存在していなかったが、あとになって新聞を見て気がついたのである。 そして、目の前にいるこの少女はフランス人だという。二人が同一人物のはずはない。「・・・ぼくが見た天使は、ヴァイオリン=ケースを持っていました」タデウシが言った。 シャルロットは、彼が自分を覚えている...全文を読む


第847回

第47章

  シャルロットがマリアーンとタデウシを見つめながらぼんやりと考え事をしているうちに、コンクールの結果発表は続いていた。 第二位、サラ=ローラン。第三位、マルセル=デュプレシ・・・。 そのたびに、会場から歓声と拍手が起こっていた。 シャルロットは、夢から覚めた人のような表情でノルベールを見た。彼は、なぜかうれしそうにステージの方を見つめていた。ステージには、すでにマリアーン=ブラッソンとサラ=ローラ...全文を読む


第848回

第47章

  シャルロットはその問いに答えようとは思わなかった。かの女は、あの日のサンフルーリィ氏の様子を思い出していた。どう考えても、彼の行動は不思議だった。彼は何か隠している。そして、彼が本当に求めているのはかの女ではない。かの女は、今ひとつ彼を信用できなかったのである。 ド=メディシス氏は、シャルロットを見つめていた。その表情には不信感のようなものが浮かんでいた。かの女は、何かを隠したがっている・・・彼...全文を読む


第849回

第48章

  コリン=レイノルズ(コラン=レイノール)は、サント=ヴェロニック校に戻る前にシャルロットと会い、1年7組(旧2年7組)の生徒たちの近況を報告した。その話を一緒に聞いていたノルベール=ジラールは彼の話に興味を持った。 1年7組は、この年もサント=ヴェロニック賞コンクール演劇部門で第一位を獲得していた。フェルディナンド=フェリシアーニ監督は、<詩人>クロード=ヴァラースに脚本を一任した。彼は劇の台本...全文を読む


第850回

第48章

  ノルベール=ジラールは、以前からミュラーユリュードを訪問する意志を持っていた。そこには、彼が興味を持っている人物がいたからである。1年7組のフェルディナンド=フェリシアーニから正式な招待を受け、彼は半月の予定でミュラーユリュードを訪問することにした。 ノルベールは、ミュラーユリュードに着いてすぐにサント=ヴェロニック校を訪ねた。 受付で待っていた彼の前に現われたのは、1年7組のクラス委員になって...全文を読む


第851回

第48章

  二人はほとんど同時に振り返った。 そこに立っていた少年は、とにかく大きかった。ノルベールよりも頭半分背が高く、体つきもがっしりとしている。太っているのではない。彼は筋肉質だった。まるでいつも何かで鍛えているかのようだ。だが、彼は、その体つきから想像できるような堂々とした態度ではなく、どこか神経質そうに見えた。ただ、一見気むずかしそうだが、どこか優しげな雰囲気を漂わせている。不思議な少年だった。し...全文を読む


第852回

第48章

  オーギュストは、ノルベールが混乱したような表情を見せたので、にやりとした。まるで自分のいたずらに引っかかった人を見ているいたずらっ子のような表情だった。「ぼくは、一番上の兄のロジェとは父も母も同じです。ロジェというのは、小説家のガルディアン=ド=マルティーヌのことです。ド=マルティーヌというのは、母の配偶者の姓です」オーギュストが言った。「ぼくたちは、かなり複雑な関係でしてね」 ノルベールは黙っ...全文を読む


第853回

第48章

  ノルベールは真剣な顔をした。「ええ、確かに過去形でした。でも、それがどうかしたんですか? 今では、かの女は醜いとか、ぶかっこうだとか・・・まさか、あなたは、かの女をそう評するんですか?」 オーギュストは真面目な顔をした。「もちろん、そんなつもりはありません」「かの女は、アレクサンドリーヌ夫人のいとこの娘さんなんですってね。アレクサンドリーヌ夫人は、とても美しい目をしていたと聞いています。そして、...全文を読む


・・・大変な一日だったね。

備忘記録的なもの

 ・・・という言葉を残し、第97章が終了します。1922年12月24日も確かに大変な一日ですが、今日もそれなりに大変な一日の終わり(始まり?)となることでしょう。2013年10月16日までの分の連載を、一つずつ前の番号にするという作業をこつこつと終えることができました。この時間にこんな事をしているというのは、つまり、また夜中に目が覚めたということなのですが・・・。 寒い朝です。現在の室温は9.6度。...全文を読む


第854回

第48章

  劇の練習が終わったあと、ノルベール=ジラールは校内を案内して欲しいと頼んだ。クロード=ヴァラースは、案内人としてフランソワ=ジュメールを指名した。ノルベールは、すでにステージでフランソワを見ていた。フランソワは、エティエンヌの役だった。エティエンヌという少年は、<ローザンヌ物語>の中のどの作品にも登場していないオリジナルの人物だった。ただ、ノルベール以外の皆がそのモデルの少年を知っているようだっ...全文を読む


・・・。

備忘記録的なもの

 テンプレートカスタマイズが途中ですが、眠気に勝てません。Jfタイプのはずなのですが、どうして関連もくじが個別記事の横に表示されないのかわかりませんが、今晩はここでいったん中断します。おやすみなさい。10/29(9:00am)カスタマイズ前のAutumnテンプレートでもそうみたいです。Forestも同じ。Skyだときちんと表示する。そこまではわかったけど、何が違うのかわかりません。あとで続けます。...全文を読む


第855回

第48章

  フランソワは、サン=ステファーヌ聖堂、校内、男子寮の順番でまわり、裏庭の大きな木の前を通過し---そこがシャルロットのお気に入りの場所だったという説明は省略した---そのまま中庭に行き、噴水の前に出た。その噴水は、生徒たちの自慢でもあったが、ノルベールは噴水よりも、そこに建っていた銅像の方に興味を持った。「・・・ああ、それは、ドクトゥール=ド=ラ=ブリュショルリーとそのお嬢さんです」フランソワが説明し...全文を読む


第856回

第48章

  フランソワはその質問に面食らった様子を見せた。彼はノルベールから目をそらし、考え込んだ。 やがて、顔を上げた彼は、言葉を選ぶようにして話し出した。「コルネリウスは、ヴィトールドのように何でもよくできて人望もあるような人ではありませんでした。ヴィトールドのようにハンサムだともいえませんし。明るくて人気者、という側面もありません。そんな人のどこがシャルロットにとって魅力的なのだろうとよく考えたもので...全文を読む


さて、気を取り直して・・・。

備忘記録的なもの

 近頃、回線が非常に混み合う上、やたらと「メンテナンス中です」なんて事が多いように感じます。まあ、メンテナンスの多さは大目に見るとしても、この回線混雑ぶりにはちょっと困ってしまいます。せめて、編集中の記事を下書き保存するという機能を、どの記事にも適用してくれるとうれしいんだけどなあ・・・と思います。一度でも「記事を保存」ボタンを押してしまうと、勝手に下書き保存を続けてくれないんですよね。一度書いた記...全文を読む


第857回

第48章

 「・・・なんでしょう?」フランソワは真顔になった。「プティタンジュというのは、シャルロットのあだ名なんですか?」 フランソワはうなずいた。「なぜ天使なんでしょうか?」ノルベールが訊ねた。 ド=グーロワールとフランソワは顔を見合わせた。「そうですね、初めから話しましょう。現在の1年7組のメンバーは、一人残らずあだ名を持っています。先生を含めて」フランソワが言った。「彼らは、入学したときの6年7組時代...全文を読む

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