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年代記 ~ブログ小説~ 

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【  2012年07月  】 更新履歴 

  07.01.  【 第62章 】  第1101回   さわりを読む▼
  07.02.  【 第62章 】  第1102回   さわりを読む▼
  07.03.  【 第62章 】  第1103回   さわりを読む▼
  07.04.  【 第62章 】  第1104回   さわりを読む▼
  07.05.  【 第62章 】  第1105回   さわりを読む▼
  07.06.  【 第62章 】  第1106回   さわりを読む▼
  07.06.  【 備忘記録的なもの 】  おぼえがき   さわりを読む▼
  07.07.  【 第62章 】  第1107回   さわりを読む▼
  07.08.  【 第62章 】  第1108回   さわりを読む▼
  07.09.  【 第62章 】  第1109回   さわりを読む▼
  07.10.  【 第62章 】  第1110回   さわりを読む▼
  07.11.  【 第62章 】  第1111回   さわりを読む▼
  07.12.  【 第62章 】  第1112回   さわりを読む▼
  07.13.  【 第62章 】  第1113回   さわりを読む▼
  07.14.  【 第63章 】  第1114回   さわりを読む▼
  07.14.  【 備忘記録的なもの 】  次のお仕事。   さわりを読む▼
  07.15.  【 第63章 】  第1115回   さわりを読む▼
  07.16.  【 第63章 】  第1116回   さわりを読む▼
  07.17.  【 第63章 】  第1117回   さわりを読む▼
  07.18.  【 第63章 】  第1118回   さわりを読む▼
  07.19.  【 第63章 】  第1119回   さわりを読む▼
  07.20.  【 第63章 】  第1120回   さわりを読む▼
  07.21.  【 第63章 】  第1121回   さわりを読む▼
  07.22.  【 第63章 】  第1122回   さわりを読む▼
  07.22.  【 備忘記録的なもの 】  思い出しました。   さわりを読む▼
  07.23.  【 第63章 】  第1123回   さわりを読む▼
  07.24.  【 第63章 】  第1124回   さわりを読む▼
  07.25.  【 第63章 】  第1125回   さわりを読む▼
  07.26.  【 第63章 】  第1126回   さわりを読む▼
  07.27.  【 第63章 】  第1127回   さわりを読む▼
  07.27.  【 備忘記録的なもの 】  混乱状態。またしても。   さわりを読む▼
  07.28.  【 第63章 】  第1128回   さわりを読む▼
  07.28.  【 備忘記録的なもの 】  ちょっとばかり気になったこと   さわりを読む▼
  07.29.  【 第63章 】  第1129回   さわりを読む▼
  07.29.  【 備忘記録的なもの 】  Bonjour!   さわりを読む▼
  07.30.  【 第63章 】  第1130回   さわりを読む▼
  07.31.  【 第63章 】  第1131回   さわりを読む▼
  07.31.  【 備忘記録的なもの 】  ひまわり   さわりを読む▼


第1101回

第62章

  シャルロットがシルヴィーの死を知ったのは、それから数日後のことだった。約2週間後、ダニエル=スフロ夫人からの手紙が届き、シャルロットはかの女の死を受け入れざるを得ないと観念した。 シャルロットは、庭でその手紙を受け取った。そのとき、かの女はヴァージニア=アッシュと散歩をしているところだった。6月に入って以来、シャルロットはヴァージニアを庭で見かけることが増えた。しかも、たいていバラの並木道のとこ...全文を読む


第1102回

第62章

  シャルロットは、ヴァージニアにはほとんど手紙が届かないことに気がついていた。対照的に、シャルロットには手紙がたくさん届く。シャルロットは、いろいろな人と手紙のやりとりをしていた。アメリカ国内より、外国からの手紙が圧倒的に多かった。ヴァージニアはシャルロットと散歩をするようになって、シャルロットの文通相手の多さに度肝を抜かれていた。 シャルロットは、封筒をひっくり返してダニエル=スフロ夫人の名前を...全文を読む


第1103回

第62章

  二人が愛し合っていたらしいと知ると、ヴァージニアの表情は少しゆるんだ。「夫が戦死したと聞いた後、シルヴィーは生きる気力を失ったようだった、とスフロ夫人は書いてきているわ。でも、そう見えただけのことだったの。かの女は、自分の病気のことをスフロ夫人に隠していたの。本当は、出産そのものも危険なことだったのよ。お医者さまは、シルヴィーに、出産後になって初めて打ち明けたそうよ。お兄さまのブリューノは、かの...全文を読む


第1104回

第62章

  その日の午後、ヴァージニアは庭にいた。この家の門から屋敷までの道の両側に植えられたバラも見事なものだが、庭に植えられているバラもなかなかのものだった。アンダースン夫人とロリンズ夫人には庭の手入れをする趣味はない。庭師がいるといっても、彼の主な仕事は庭の手入れ一般であり、決してバラが専門ではない。ヴァージニアがこの家にやってきてから3度目のバラのシーズンであったが、かの女は庭師の協力で、庭の一角を...全文を読む


第1105回

第62章

  ヴァージニアは同意するようにうなずいた。「人間は、憎しみに駆り立てられると、どんな残酷なことでもできるんです。戦争がその証拠だわ。でもね、いつか目が覚めたとき、自分たちが殺してきた死体の山を見て、自分たちの罪に気がつくんでしょうね。手遅れだけど。今はみんな、目先のことしか考えていないわ。そして、相手に損害を与えることだけを考えているわ。だって、それが戦争なんですもの。戦争は、人間の恐ろしい願望の...全文を読む


第1106回

第62章

  それから数日後のある日曜日の午後のことだった。 その日、大部分の生徒たちが帰省し、屋敷にはシャルロットとバルバラのほか、ヴァージニアしか残っていなかった。 シャルロットは部屋で小説を書いていた。ヴァージニアはいつものように庭に出ていた。そして、バルバラは自分の部屋にいた。 バルバラは、ホームシックにかかっていた。じっとしていると落ち着かないので、部屋の模様替えをしようと決めた。しかし、バルバラの...全文を読む


おぼえがき

備忘記録的なもの

 作品が煮詰まってくる前に何とかしなきゃ・・・と思っていたことの一つに、章の再編がありました。本来、この作品が目指している形式というのは、スウェーデン出身で、知る人ぞ知る大作曲家(?)ベルワルド(リンク先はWikipedia)(うちの小説には、架空の作曲家が多数出てきますが、この人は実在の作曲家です)が、これまた実在の作品である<弦楽四重奏曲変ホ長調>で極めたといえる形式---その片鱗を見せる作品<交響曲第三番...全文を読む


第1107回

第62章

 《かの女は、ぼくにとって、コンスタンティア=グワトコフスカに過ぎなかったのかもしれない。ショパンは、結局、コンスタンティアを置いてポーランドを出たのだし、コンスタンティアのほうは、まもなくほかの男と結婚した。ぼくも、同様に、いくらかの女を愛していても、かの女の運命とぼくの運命は結びつかないような気がしている・・・。  ねえ、ミエテク、きみはバーシャを手放してはいけない。バーシャを愛しているのなら、...全文を読む


第1108回

第62章

  バルバラはため息をついて手紙をたたみ直し、日記帳にはさんだ。どのページにはさまっていたのか知らない。手紙は断片的なものだった。しかし、その前の部分を読みたいとは思わなかった。かの女はフリーデリックのことはよく知らない。彼は、婚約者のミエチスワフの文通相手に過ぎないのだ。  そのとき、バルバラはテーブルの上にもう一通手紙があるのに気がついた。そして、封筒を開け、中を読んだ。 《親愛なるシュリー》  ...全文を読む


第1109回

第62章

  シャルロットが、マルグリート=ド=ティエ=ゴーロワの死を知ったのは、それから約2週間後のことだった。 その日、フランスから2通の手紙が来ていた。ロジェとオーギュストからだった。コルネリウスからの手紙はずっと来ていない。もしかすると、コルネリウスの身に何か起こったのか・・・シャルロットはその2通の手紙を見ながら思った。 やがて、かの女はロジェの手紙の封を切った。 彼は、長い手紙を書いていた。その手...全文を読む


第1110回

第62章

  一方、サント=ヴェロニック奨学生の権利を勝ち取ったフランソワ=ジュメールは、エコール=ノルマルへの進学を考えているのだそうだ。彼が先生になる・・・? まさか。確か、ケーキ屋のあとを継ぐつもりだと言っていたはずではなかったのか? シャルロットはいぶかった。  音楽学校に進学するものを対象に与えられるサント=セシール奨学金を巡っての争いは、サント=ヴェロニック賞コンクールの比ではなかった。シャルロッ...全文を読む


第1111回

第62章

  シャルロットは、バルバラの部屋を訪ねた。サント=ヴェロニック校時代から、シャルロットはよくそうやってバルバラのところに行き、悩みを聞いてもらったものだった。今、かの女が相談できる人間は、バルバラだけになってしまっていた。かの女のことを一番よく知る人間がバルバラだったのだ。少なくても、今は。 ドアをノックしたが、返事はなかった。かの女は、寮にいたときと同じように中で待つことにした。二人は、お互いに...全文を読む


第1112回

第62章

  バルバラははっと息をのんだ。「わたしのせいだと言うの?」 シャルロットはうなずいた。「あなたが100パーセント悪いわけじゃないわ。だけど、この手紙を受け取ってさえいたら、これほどひどくなる前になんとかできたかもしれない」 バルバラはかっとした。「確かに、わたしは、これをあなたに渡すのを忘れたわ。でも、何もかも人のせいにしないでちょうだい!」 シャルロットは皮肉めいた口調で言った。「あなたは、手紙...全文を読む


第1113回

第62章

  その30分後、ヴァージニアはシャルロットの部屋を訪ねた。ノックをしても返事がないので、ヴァージニアは戸を開けた。 不自然なほど片づいたその部屋には、見慣れた私物が一切なかった。シャルロットは、もともと私物は少ない方だが、それが全くないのはおかしい。 そして、机の上に、メモが残されていた。《今まで、ありがとうございました。C》 ヴァージニアは、シャルロットが本気で出て行ったことを知り、愕然とした。...全文を読む


第1114回

第63章

  1915年10月。コルネリウス=ド=ヴェルクルーズはヴェルダンにいた。 彼は、たった一通だけ手紙を出した。兄のロジェ宛だった。それには、元気でやっている、心配しないで欲しいとしか書かなかった。シャルロットのことを考えない日はなかったが、かの女には手紙は出さなかった。かの女にとって、自分は死んだも同然の人間である。友人たちのことも頭をよぎったが、誰にも手紙を出す気にはなれなかった。 訓練中から一緒...全文を読む


次のお仕事。

備忘記録的なもの

 重~い腰を上げて章編成作業を行ったもう一つの理由は、かねてからやってみたかった目次のカスタマイズのためでもありました。半分以上意識的に・・・ではありますが、うちの小説(年代記)のタイトルページって、非常に無機質的です。ちゃんとした小説家の方だったら、おそらく、各章にすてきなタイトルをつけたはずです。でも、それをわざとやらなかった。だからこそ、小説のタイトルを最終的に決めるとき、「悲しき歌」とか「そ...全文を読む


第1115回

第63章

  そんなある日、コルネリウスは塹壕で仲間たちのうわさ話を耳にした。「モルのやつ、また脱走を図ったらしいんだ」「どうして? 逃げ切れるわけないのに?」「冷静に考えればそうだ。でも、思いつめていたようだったからね・・・。かわいそうに、その場で銃殺されたそうだ」「・・・文字通り、命がけの恋、ってやつだな」コルネリウスがつぶやいた。 仲間たちはびっくりしたようにコルネリウスの方を見つめた。「・・・あんたの...全文を読む


第1116回

第63章

  その日、コルネリウスたちにいい知らせが飛び込んできた。クリスマス前後に交代で休みが取れるという連絡だった。コルネリウスは、戦場に来て初めてミュラーユリュードが恋しいと思った。 研究所にいたことがある人間にとって、クリスマスの前の晩は、特別な夜だった。 その日は<家族の日>と呼ばれている。アンブロワーズ=ダルベールが初めてドクトゥール=ド=ラ=ブリュショルリーを訪ねてやってきた日だ。それにちなんで...全文を読む


第1117回

第63章

  コルネリウスは、その後ろ姿を黙ったまま見つめていた。かの女はちっとも変わっていない。 エリザベートは、二年前の夏、『看護師になる』という置き手紙を残して家出した。その直接の動機が失恋であったことは、ごく一部の人間しか知らない。かの女はコルネリウスを愛していた。しかし、かの女には、当時ジュール=ド=メディシス(現在の名前はセザール=フェリシアン=ドランド)という恋人がいた。ほかの男性を愛していなが...全文を読む


第1118回

第63章

  コルネリウスは思わず驚いた表情を浮かべてしまった。「わたしは、リオネル=デルカッセと言います。というよりは、アントワーヌ=リヴィエールと言った方がわかりますか?」 コルネリウスは目を見開いた。「<ル=ヴァンティエーム=シエクル>の・・・?」 リオネルはうなずいた。「スイス人の---小説家のあなたが、なぜこんなところに?」コルネリウスは目を丸くした。 リオネルはほほえんだ。「これでも、医者のはしくれ...全文を読む


第1119回

第63章

  コルネリウスは目を開けた。「きみたち、誰のことを言っているんだ?」「昼間の看護師さんのことだよ」「昼間の看護師さん?」コルネリウスは誰のことかわからなかった。そして、やけどの手当をした小柄な女性のことだと思った。「あの看護師さんのことは、何も知らない。もう、眠ってもいいだろうか?」「だめだ」テオドールが言った。「きみにわからないはずないだろう?」「わからない。ぼくは、眠いんだよ・・・」コルネリウ...全文を読む


第1120回

第63章

 「話は、1830年にさかのぼる。そこから聞きたいか?」コルネリウスが訊ねた。「いや、簡単で構わないよ」アルベールが言った。「ぼくたちは、お互いの両親が決めた婚約者同士だ」コルネリウスが言った。 アルベールはくすっと笑った。「それじゃ、簡単にしすぎだ。でも、結論はわかったよ」 コルネリウスはアルベールの方を向いてにやりとした。「ぼくのご先祖さまは、ヴァイオリニストだった。彼は、ある貴族のお屋敷に招か...全文を読む


第1121回

第63章

  アレクサンドル=ルークレール警部は、クリスマス前にまとめて休みを取ることにしていた。彼の上司は、彼がそんな時期に休みを取ろうとすることに驚いていた。彼が家族と一緒にクリスマス休暇を過ごすということは、彼を知る人間にとってあり得ないことだった。 彼が休みを取った理由。それは、気になることが一つあったからだ。 9月24日の夜、サン=ジェルマン=アン=レーで事件があった。サン=バルナベ病院で、その日夜...全文を読む


第1122回

第63章

  青年は、マントを脱いだ。そのマントはフードが付いていて、フードの下からかなり短めのブロンドの髪が現われた。警部は、この青年がこんなに短い髪をしていなければ、もっとハンサムに見えるはずなのに・・・とぼんやりと考えた。「おかけにならないんですか? まもなく動き出しますよ」青年は、警部に声をかけた。その口調は、あきらかにフランス語を母語としていない人間のものだ。しかし、警部には、青年のなまりがどの言語...全文を読む


思い出しました。

備忘記録的なもの

 小説を書くにあたってchansontristeというコードネームを思いついた理由を、ひょんなことから思い出しました。もちろん、このタイトル(っていうのは”chansontriste”のほう)のいわれは、主人公の母親であるクラリスが作った曲のタイトル、ということになっています。でも、どうしてこんなタイトルを思いついたんだったっけ???・・・という疑問を、一度は持ったんですよ、3年前に連載を開始する前に。でも、あのときに検索した...全文を読む


第1123回

第63章

  青年はにっこりした。「これから、ミュラーユリュード経由で帰ろうと思っています」「ミュラーユリュードだって?」警部は思いがけない地名が出てきたので驚いた。「ご存じなんですね?」青年はうれしそうに言った。しかし、警部の表情を見ているうちに、その表情がくもってきた。「・・・やっぱり、スパイだと思っているんですか?」「思っていませんよ」警部は即座に答えた。 あまりタイミングよく答えが返ってきたので、青年...全文を読む


第1124回

第63章

  青年は青ざめてしばらく黙っていた。それから、彼は警部の方に諦めたような顔を見せた。「・・・いいえ、立証することは無理です」 彼は、ゆっくりと話し始めた。「ぼくは、今のところ、どんな犯罪にも関わってはいません。あくまでも、今のところは、ですが」青年は鼻の頭をこすった。「・・・もしも、ぼくが大きな犯罪を犯すとすれば、殺人でしょうかね。でも、あなたの事件と関係があるとは思えません。そもそも、ぼくは、あ...全文を読む


第1125回

第63章

  青年はそれを聞くと、少しがっかりしたような表情を浮かべた。「・・・そうですか。ブローニャの好みのタイプを知っておきたかったんですがね・・・」 警部は眉をつり上げた。「ブローニャ?」 青年はほほえんだ。「ぼくは、かの女をずっとそう呼んできました。そして、かの女はぼくをフリーツェックと呼びました。ぼくたちは、かの女が5歳の頃からの仲間でした、かの女が、シャルロット=チャルトルィスカを名乗っていた頃か...全文を読む


第1126回

第63章

  フリーデリックは、警部を見て肩をすくめた。「ブローニャは、スタニスワフスカ夫人に育てられました。スタニスワフスカ夫人は、ブローニャの最初の先生として、ヴァイオリンを教えました。息子---ヴァイオリニストのウワディスワフ=スタニスワフスキーのように、孫のブローニャにも才能がありました」フリーデリックは話し始めた。「でも、夫人は、その教育を放棄し、ブローニャをポーランドに送りました。ぼくは、ブローニャ...全文を読む


第1127回

第63章

  フリーデリックは何度か目をぱちぱちしたあと、こう続けた。「・・・逆に、マクシミリアンという青年を見たとき、何とも言えない恐怖感のようなものを感じました。もし、彼がいなかったら、ブローニャは生きていなかったかもしれない。ぼくは、彼に感謝しようと思ってました。でも、実際に彼の目を見ると、黙って頭を下げることしかできませんでした。あんなにすさんだまなざしを見たのは、初めてです」 警部はうなずいた。「彼...全文を読む


混乱状態。またしても。

備忘記録的なもの

 このところ、またしても忙しい毎日を送っておりまして、来月のスケジュール表を見てまたどっと気が滅入ったところです。先月の終わり頃からずっと忙しいのですが、どうやらこの分では9月20日までは納期に追われる毎日になりそうです。会社の先輩に、「最近、仕事に行くと思うと気が滅入って・・・」と言ったら、「あら、この前までは『うちにいると気が滅入って・・・』って言っていたわよね?」と軽くいなされました。忙しいのは...全文を読む


第1128回

第63章

  フリーデリックは、ミュラーユリュードの町を散策した。ミエチスワフ=レショフスキーが言っていた彼らの母校サント=ヴェロニック校を訪ね、学校の周りを歩いた。サント=ヴェロニック教会、ラ=メーゾン=ブランシュをたずね歩いているうち、あたりが暗くなってきた。彼は、夜になる前に研究所に行こうと思った。しかし、なかなかタクシーが見つからなかったので、彼は大通りを歩くことに決めた。 研究所は町はずれにあった。...全文を読む


ちょっとばかり気になったこと

備忘記録的なもの

 けさ---といっても天気予報用語的に言えば「未明」という時間ですが---ちょっと目が覚めてしまったので、居間に行ってオリンピックの開会式を見る---ではなく、パソコンを立ち上げてNovelTemplate管理人さんのブログを見に行ったのですが、通常ブログ画面のトップ記事を見て、なんか申し訳ない気分になって(なんせ、その7月10日に二つも規約違反をした人間ですから・・・)レッドカードで退場しようと思いましたが、次の記事(...全文を読む


第1129回

第63章

 「留守だって・・・?」コルネリウスはそう言うと、研究員の一人が持ってきた小さな椅子に座った。まるで糸の切れた操り人形のようだ、とロジェは思った。 いつの間にか、ルークレール警部はその場からいなくなっていた。「・・・出血がひどい。この場で治療したくはないが、動かせる状態ではないようだ」誰かがダルベールにそう言っていた。「とにかく、輸血の準備をしてくれ」ダルベールが指示した。 コルネリウスは、目を閉じ...全文を読む


Bonjour!

備忘記録的なもの

 小説の中で、ルビを使えると知って、一度どんな風なものか試してみようと思っておりました。とりあえず選んだ箇所はコレ。 マリー=クレールの葬式の日は、寒い雪の日であった。 埋葬式が終わったあとになって、ヘルムートは墓地に現われた。 彼は、墓の前で泣いていたクラリスと、その隣に立っていたオーギュストの姿を見た。 ほかの人たちはみな、帰ったあとであった。 クラリスは、ヘルムートを悲しそうに見つめた。「こん...全文を読む


第1130回

第63章

  そこに立っていた人物を見て、全員驚いた。帰ってこないと言われていたドクトゥール=ド=ラ=ブリュショルリー自身がそこにいたからである。「ドクトゥール!」アンブロワーズ=ダルベールはうれしそうに駆け寄った。「お帰りなさい。いつ・・・?」 アンブロワーズは、戻らないと聞いていたドクトゥールが戻ってきていたことがうれしくて、いつ帰ってきたのかを訊ねたのだが、ルイ=フィリップは、彼の言葉を遮って答えた。「...全文を読む


第1131回

第63章

 「なぜ・・・?」ルイ=フィリップはつぶやいた。 フリーデリックは何度かつばを飲み込んだあと、こう言った。「・・・みんな、不思議そうにそう聞きます」 その声を聞くと、ルイ=フィリップは激しくまばたきをした。「フランソワーズさんに、あなたの声は誰か・・・の声に似ている、と言われたことはない?」そして、ゆっくりと息を吸い込んでからこう言った。「・・・あなたの声は、亡くなった父の声とそっくりだ」 その声が...全文を読む


ひまわり

備忘記録的なもの

 意外に思われる方もいらっしゃると思いますが、今年の夏はひまわりをあまり見かけません。やっとひまわりが似合う季節になったというのに・・・。そういえば、今年はやたらと朝顔の種は目にしましたが、ひまわりの種は少なかったような気がします。(ハム太郎くんに食べられてしまったんでしょうか?)クールビズ、ですか? 何を植えるかにも「流行」があるんでしょうかね?(そういえば、去年の今頃、ひまわりを植えてできた種を...全文を読む

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