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年代記 ~ブログ小説~ 

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【  2012年09月  】 更新履歴 

  09.01.  【 第65章 】  第1163回   さわりを読む▼
  09.02.  【 第65章 】  第1164回   さわりを読む▼
  09.02.  【 備忘記録的なもの 】  もうちょっと   さわりを読む▼
  09.03.  【 第65章 】  第1165回   さわりを読む▼
  09.04.  【 第65章 】  第1166回   さわりを読む▼
  09.05.  【 第65章 】  第1167回   さわりを読む▼
  09.06.  【 第65章 】  第1168回   さわりを読む▼
  09.07.  【 第65章 】  第1169回   さわりを読む▼
  09.08.  【 第65章 】  ★第1170回   さわりを読む▼
  09.08.  【 備忘記録的なもの 】  長い一日の終わりに   さわりを読む▼
  09.09.  【 第65章 】  第1171回   さわりを読む▼
  09.10.  【 第65章 】  第1172回   さわりを読む▼
  09.11.  【 第65章 】  第1173回   さわりを読む▼
  09.12.  【 第66章 】  第1174回   さわりを読む▼
  09.12.  【 備忘記録的なもの 】  どちらかというと、性悪説って、嫌いだなあ・・・。   さわりを読む▼
  09.13.  【 第66章 】  第1175回   さわりを読む▼
  09.14.  【 第66章 】  第1176回   さわりを読む▼
  09.15.  【 第66章 】  第1177回   さわりを読む▼
  09.16.  【 第66章 】  第1178回   さわりを読む▼
  09.17.  【 第66章 】  第1179回   さわりを読む▼
  09.18.  【 第66章 】  第1180回   さわりを読む▼
  09.19.  【 第66章 】  第1181回   さわりを読む▼
  09.20.  【 第66章 】  第1182回   さわりを読む▼
  09.21.  【 第66章 】  第1183回   さわりを読む▼
  09.22.  【 第66章 】  第1184回   さわりを読む▼
  09.23.  【 第66章 】  第1185回   さわりを読む▼
  09.24.  【 第66章 】  第1186回   さわりを読む▼
  09.25.  【 第66章 】  第1187回   さわりを読む▼
  09.26.  【 第66章 】  第1188回   さわりを読む▼
  09.27.  【 第66章 】  第1189回   さわりを読む▼
  09.28.  【 第66章 】  第1190回   さわりを読む▼
  09.29.  【 第66章 】  第1191回   さわりを読む▼
  09.30.  【 第66章 】  第1192回   さわりを読む▼
  09.30.  【 備忘記録的なもの 】  言ったモン勝ち?   さわりを読む▼


第1163回

第65章

  ジョゼフィンと結婚し、シカゴに移ったヴィンツェンティは、ヴィンセント=ポール=ストックマン=スクロヴァチェフスキーを名乗るようになった。彼はジョンの会社の副社長となった。ジョンは、彼を、将来の社長として教育し始めた。ジョゼフィンはヴィンツェンティを愛し、二人の生活もうまく行きかけていた。しかし、この生活は長くは続かなかった。ジョゼフィンが風邪をこじらせて急死してしまったのである。 残された人々は...全文を読む


第1164回

第65章

  メアリー=アン=ビーチは、失恋の後遺症から立ち直っていなかった。かの女は、12歳のときからずっと一人の青年を見つめ続けていた。成長するにつれて、『わたしと結婚してちょうだい』という言葉を女性の方から口にすることは礼儀にかなっていないと知ったが、自分の気持ちを彼に伝えたことを後悔したことはなかった。すでに結婚適齢期だったあの男性は、毎朝自分を見つめてくれた。気軽に話しかけることができない年齢になっ...全文を読む


もうちょっと

備忘記録的なもの

 身の回りが急に忙しく動き出したため、どこかで一息つかなくてはならないと思いました。NovelTemplate管理人さんのブログを見に行きました。最近、前のように頻繁に見に行かなくなってしまっていますが、単に忙しいからだけのことです。ですが、(たぶん今度の新作でしょうけど)テンプレートが新しくなったのを見て、少し元気が出ました。「丘シリーズ(というか”北海道の四季シリーズ”?)」の最終版がついに登場!です。表紙が...全文を読む


第1165回

第65章

  あの日から半年たった今でも、シャルロットはハンプトン家に滞在していた。 ハンプトン夫人は二人の女性を雇った。住み込みで勤めてくれる女性という条件の求人に応じてやってきた二人の女性を、ハンプトン夫人は二人とも採用したのである。一人は、家事全般を受け持つスティーヴンズ夫人、もう一人は元看護師のクラム夫人だった。二人とも未亡人で、身寄りがないということだった。さらに、二人ともハンプトン夫人とほぼ同年代...全文を読む


第1166回

第65章

  その手紙を読み終えたとき、シャルロットはちいさくため息をついた。「おじさまは、何と・・・?」ハンプトン夫人が訊ねた。「至急、<きづたの家>と連絡を取りなさい、と。不思議なできごとが続いているらしいの」シャルロットが言った。「それから、ポーランドでは、大きなできごともなく皆無事に暮らしているそうよ。チャルトルィスキー家の---いいえ、スクロヴァチェフスキー家の人たちも皆元気らしいわ。ただ、執事を継い...全文を読む


第1167回

第65章

  1916年の復活祭が過ぎても、聖霊降臨祭が来ても戦争が終わる気配はなかった。 ニューヨークにも夏がやってきた。その頃になると、ハンプトン夫人はベッドから起きあがることが少なくなっていた。シャルロットは、初めて暖炉の上の住所録を手にした。そして、シカゴのストックマン=スクロヴァチェフスキー氏に手紙を書いた。ナターリアの養女としてワルシャワで過ごしたこと、現在はハンプトン夫人の元にいること。そのハン...全文を読む


第1168回

第65章

  ファルロー弁護士は4人兄弟の三番目として生まれた。年の離れた一番上の兄は医者を志した。彼は、<伝説の医学生たち>と呼ばれるグループの一員だった。その同級生たちは卒業後、それぞれの分野で有名になった。心臓病の権威ミシェル=アース。外科医イアサント=クチュリエ。医学からは離れてしまったが有名な物理学者であるブリューノ=マルロー。マルセイユ一の内科医と言われるスタニスラス=ルフェーブル。ポーランドに戻...全文を読む


第1169回

第65章

  スティーヴンは、アンブロワーズ=ダルベールに意見を求めた。ダルベールはファルロー弁護士を診察し、彼の人生に残された時間が少ないことに気がついた。ファルロー自身もそれを知っていた。それを聞いたスティーヴンはこう言った。「ご存じの通り、ぼくと母はずっと別の人生を歩んできました。母が今後の身の振り方をどうするかを決めるのはかの女自身だと思います。かの女があなたと結婚するつもりなら、ぼくはあなたを喜んで...全文を読む


★第1170回

第65章

 ***************閲覧注意! 暴力的シーンがあります。*************** 自己責任の上ご覧ください。(18歳未満の方、および暴力シーンが苦手な方は閲覧をご遠慮ください。)ご覧になるかたは、ここをクリックしてください。▼ エティエネットは、被告席に座っていたアレクサンドリーヌの前に勢いよく進み出た。そうしながら、エティエネットは頭にさしていた髪飾りを左手でひき抜いた。かの女のブロンドの髪がぱらぱらと肩に落ち...全文を読む


長い一日の終わりに

備忘記録的なもの

 たぶん、長文にはならないと思います。疲れていますので。去年の今頃も残業続きでしたが、今年は別の理由(半分は同じ理由)で忙しい。仕事が忙しいのに、家に帰ってまで忙しい。あーあ。せめて、パラリンピックの放送を1時間遅らせてくれないものかしら・・・と言っているうちに、パラリンピックそのものが終わってしまう。物理的に難しいのはわかるけど、オリンピックとパラリンピックを同時開催できないものなのかしら(という...全文を読む


第1171回

第65章

  その朝、シャルロットは、新聞の一面を何度も読み返していた。フロリダ沖で沈没した客船のニュースを読んで、シャルロットは動揺していた。発表された乗船名簿の行方不明者リストの中にバルバラ=ヴィエニャフスカの名があったからである。 やがて、シャルロットは行動を起こす決意を固めた。「・・・わたし、ジャクソンヴィルに行ってきます」シャルロットは、ハンプトン夫人に告げた。「行かないで」ハンプトン夫人は、寂しそ...全文を読む


第1172回

第65章

  シャルロットは、町で一番大きな病院に向かった。生存者が搬送されている可能性のある病院を聞き出すためだ。事故の生存者はわずかに二人のみだった。二人とも乗客だった。一人はレナード=ジルバーマンというドイツ系の男性、もう一人はアルフレダ=ホフマンという若い母親だった。女性は事故で子どもを失い、精神的に不安定な状態だと言うことで面会を許してもらえなかった。そこで、シャルロットはジルバーマン氏に面会を求め...全文を読む


第1173回

第65章

  シャルロットは、小さなバラの花束を買い、海岸に向かった。 この海の向こうにヨーロッパがある。この海は、オート=サン=ミシェルにつながっている。自分は、どうしてこんな遠くにいるのだろう? ジョヴァンニ=ロッシの予言は当たってしまった。『バルバラ、きみは海に気をつけるんだ』と彼は言った。バルバラはその予言を覚えていた。にもかかわらず、かの女は海を渡った。自分は、かの女と一緒にここに来た。それなのに、...全文を読む


第1174回

第66章

  コルネリウス=ド=ヴェルクルーズは、1917年の年明けを塹壕で迎えた。志願したときから一緒だった仲間は、すでにアルベール=ルマンとエマニュエル=ロワだけになっていた。三人は、ヴェルダンの戦いを生き延びた時点でお互いに対する信頼を増していた。今では、コルネリウスは二人の上官だった。 コルネリウスは、仲間たちが束の間の休息を楽しんでいる様子を優しいまなざしで見つめていた。彼自身は、目の前のグラスには...全文を読む


どちらかというと、性悪説って、嫌いだなあ・・・。

備忘記録的なもの

 テンプレートも着替えたし、気づいてみるともう秋。今年の秋は、いつもと"忙しさ”の質が違う。グチは言いたくないけど、全部原発のせいです。うちみたいな「出荷するほどお米は作っていません」という極小規模兼業農家(?)にとって、今回の「全袋検査」(=福島県産米は原則として「くず米」にいたるまで全部放射能検査をして、検査済みバーコードがついた品物以外は、たとえ自家消費といえども食べてはいけないんだそうです)に...全文を読む


第1175回

第66章

  コルネリウスは、ルイ=フィリップ=ド=ルージュヴィルという人間の懐の深さをあらためて感じていた。彼がアルトゥールをどう思っていたかははっきりしている。彼は、アルトゥールを親友だと思っていた。そして、ジュヌヴィエーヴが不幸になるのを見ていられなかったのだろう。子どもの名付け親にと願ったのは、両親のどちらかかわからない。もしかすると両方か、ひょっとするとルイ=フィリップ自身だったかもしれない。アルト...全文を読む


第1176回

第66章

  最初に銃をおろしたのはコルネリウスだった。『ベルン先生?』コルネリウスは目を丸くして叫んだ。 そう呼ばれた相手は驚いてコルネリウスを見つめた。まだ銃は構えたままだった。『・・・ヘル=ド=ヴェルクルーズ?』 コルネリウスはうなずいた。その彼に、もう一人の青年が抱きついた。『元気だったか、マルフェ?』 コルネリウスは、その問いに皮肉めいた笑顔を見せた。『この場にその挨拶は似合わないよ、スフィンクス』...全文を読む


第1177回

第66章

  エティエネット=エルスタンは、港町ル=アーヴルの生まれで、6人きょうだいの一番上だった。父親は船乗りだったので、ほとんど家にはいなかった。母親は病気がちのひとだった。そういうわけで、かの女は幼い頃から、病気の母親の世話と弟や妹たちのめんどうを見てきた。 父親は1907年に船の事故で死んだ。その頃、かの女のすぐ下の弟マクシミリアンは大学に進学しようと考えていた。大黒柱を失った一家には彼を大学にやる...全文を読む


第1178回

第66章

  ルークレール警部は頭を抱えた。マルグリートを殺した犯人は、ほかにいる。その人物は、アレクサンドリーヌに罪を着せようとしていた。「・・・それでは、あなたは、ぬいぐるみがどこにあるか、本当に知らないんだね?」ルークレール警部が訊ねた。 エティエネットはもう一度顔を上げ、目を見開いた。「ぬいぐるみ・・・?」 それが答えだった。 ルークレール警部は立ちあがった。犯人はいったい誰だ? そのとき、彼の脳裏に...全文を読む


第1179回

第66章

  マクシミリアン=エルスタンが向かった先は、ミュラーユリュードだった。彼は、ファルロー弁護士がそこにいると確信していた。アレクサンドリーヌ=ド=ルージュヴィルが亡くなったばかりのこの時期に、彼が自宅に帰っているとは思えなかったのである。ただ、彼が予想していなかったことが一つだけあった。ファルロー弁護士とその息子は、病棟にいたのである。 シャルル=ファルローは、戦争で毒ガスの被害を受けて帰ってきた。...全文を読む


第1180回

第66章

  まじめな顔でジョークを説明しているマクシミリアンを見て、アンブロワーズ=ダルベールは面白そうに笑った。そして、マクシミリアンの手を握りしめた。「気に入った!」ダルベールはファルローの方を見てにっこりした。「弁護を引き受けて下さい、ファルローさん。わたしからもお願いします」 マクシミリアンはあっけにとられたようにダルベールを見つめた。「なぜだ?」ファルローはかすれた声で訊ねた。「この人が悪い人だと...全文を読む


第1181回

第66章

  シャルロットは泣きはらして真っ赤になった目を、流れていく景色の方に向けていた。かの女は、珍しく自分のしていることに自信がなかった。もっというと、自分が正しいことをしているとはどうしても思えなかった。それなのに、かの女はシュトックマン=スクロヴァチェフスキー家の人たちと一緒にシカゴ行きの列車に乗っていた。 ベッドに横たわっているリディア=ハンプトンを見て以来、シャルロットのすべての思考が停止した。...全文を読む


第1182回

第66章

  シカゴ郊外にあるシュトックマン=スクロヴァチェフスキー氏の家は、見るからに高級住宅街といった邸宅が立てならぶ一角のはずれにあった。その家は、ほかの家に劣らないほど立派なものだった。門から玄関につくまで車で2分ほどかかった。 玄関前には、執事が出迎えに出ていた。これは、チャルトルィスキー家の送迎スタイルに似ていた。シャルロットは、執事がポーランド語なまりの英語で挨拶するのを聞いた。「こちらは、いと...全文を読む


第1183回

第66章

  まもなくジグマンドの冬休みが終わり、彼はボストンに戻っていった。広い屋敷には、ヴィンツェンティ、ウラディーミル親子とシャルロットとわずかの使用人だけになった。 シャルロットの周りでは、時間がゆったりと流れていた。かの女は毎朝ヴィンツェンティと一緒に教会へ行った。教会の前で別れてからかの女は家に戻り、ちょうど入れ違いに学校に出かけるウラディーミルを見送る。そのあと、かの女は居間にあるピアノの前に座...全文を読む


第1184回

第66章

  その翌日の夜、シャルロットはウラディーミルの部屋を訪れた。彼の部屋は二階にあった。シャルロットは二階に足を踏み入れたことはなかったが、彼の部屋がどこかは見当がついた。なぜならば、彼はピアノの練習中だったからである。 シャルロットは、ノックをしないで部屋を少し開けてみた。練習中の彼を驚かせたくなかったからだ。しかし、隙間から様子を覗いたかの女は驚いた。 驚くほど青ざめた顔をした青年が、目を固く閉じ...全文を読む


第1185回

第66章

  ウラディーミルはびっくりした。「その能力は、少なくてもアニェース=ザレスカにはあったの」シャルロットが言った。「それ以来、ザレスキー一族の女性には、ときどきそういう能力を持つ人が現われたのよ。でも、女性だけだと思っていたわ。リディアおばさまにはなかったけど、ナターリアおばさまにはあったのよ、その能力が。あなたは、男性のザレスキー一族に育てられたから、そんな話は聞かなかったのね。たぶん、ヴィンツェ...全文を読む


第1186回

第66章

  ウラディーミルは威嚇するような表情を見せた。「優勝者は、クラリスのいとこの息子だった。前回に続き、今度もまた身内の受賞者だ」シャルロットは平然と言った。「しかも、2位になった少年はまたフランショーム一族だ。あのコンクールは全くの茶番だった」 ウラディーミルは無言のままだった。「わたしは、当時、フランスにいなかった」シャルロットは彼から目をそらさなかった。「わたしが知っている話の半分はうわさ話で、...全文を読む


第1187回

第66章

  シャルロットはほほえんだ。「いいえ、あなたは、自分が思っている以上に強い人間よ」シャルロットがそう言った。 彼は首を横に振った。「あなたは、自分の才能にもっと自信を持つべきだわ」シャルロットが優しく言った。 彼はもう一度ため息をつき、かの女から視線を外した。「そうしたからって、何かが変わる訳じゃない」 シャルロットは首を横に振った。「いいえ、変わるわ。あなたが自信を取り戻せば、少なくてもこの家に...全文を読む


第1188回

第66章

  シャルロットにとっては意外なことではなかったが、ウラディーミルはアンサンブルに夢中になった。ヴィンツェンティの誕生日が終わったあとも、彼はかの女の部屋を訪れた。今度はもう少し長めの作品を演奏したいと言った彼にシャルロットが差し出した曲は、リシャール=マティスのヴァイオリンソナタだった。それは、彼がサント=ヴェロニック校で作った作品で、親友のヴィトールド=ザレスキーに献呈されていた。原曲はヴィオラ...全文を読む


第1189回

第66章

  コニー。コンスタンス=ストックマン=スクロヴァチェフスキーの話をすることは、この家のタブーだということをシャルロットはこの家に来たときから感じ取っていた。みな、意識してこの家には娘がいたということに触れることはない。唯一、ある部屋に鍵がかかっていることについて、ブリッジ夫人が《この部屋は、1年前から封印されているんです》と説明しただけである。かの女の口調には、これ以上のことは聞かないで下さい、と...全文を読む


第1190回

第66章

  シャルロットは話の内容よりも、ジグマンドの憎しみに満ちた声にショックを受けていた。「もちろん、警察もウラディのことを気にしていた。一応は彼の言う通りにしようという素振りを見せたけど、彼らが怪しんでいたのは彼だった。でも、不思議なことに、目撃証言は一つもなかった。コニーが誰かと一緒にいる場面を見た人は一人もいなかった。4時に学校を出て、友達と別れたあと、かの女を見た人は一人もいないんだ。同じように...全文を読む


第1191回

第66章

  シャルロットは、ジグマンドが自分を魔女か何かのように思っているのだろうと苦笑混じりに思った。その恐れを取り除いてあげることはできないが、事実を話すしかない。 かの女はうなずいた。「未来が見えるわけじゃないわ。ただ、悪い予感がするだけなの」 ジグマンドは硬い表情をしたままかの女から目をそらしていた。「いつもというわけじゃないわ。それに、悪い予感がするタイミングもいつも同じじゃないの。わたしは、ザレ...全文を読む


第1192回

第66章

  それから数日後、シャルロットのところにロジェから手紙が届いた。彼らはずっと定期的に文通を続けていた。そのやりとりのおかげで、シャルロットはフランスの様子を知ることができた。ロジェは、多種多彩な話題に触れた。彼の個人的なことから、ザレスキー一族である研究所の人たちの近況まで、彼の情報は詳しかった。研究所の情報源がアンブロワーズ=ダルベールであることは間違いなかった。時々アンブロワーズ個人からのメッ...全文を読む


言ったモン勝ち?

備忘記録的なもの

 ふう。どうにか、職場の繁忙期(・・・っても、一年に一度じゃないのですが)が終わったのですが、家庭的繁忙期はもうちょっと終わりません。来月は、地震の後順番待ちが続いていた屋根の工事に取りかかる(やっと!)予定になっています。さらに、念願だった?床の張り替え工事が予定されていて、どうしていきなり全部一緒なの??と思うくらいの忙しさです。もちろん、稲刈りもあります。・・・というわけで、相変わらずの忙しさ...全文を読む

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