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年代記 ~ブログ小説~ 

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【  2013年03月  】 更新履歴 

  03.01.  【 第74章 】  第1344回   さわりを読む▼
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  03.22.  【 第75章 】  第1365回   さわりを読む▼
  03.23.  【 第75章 】  第1366回   さわりを読む▼
  03.24.  【 第75章 】  第1367回   さわりを読む▼
  03.24.  【 備忘記録的なもの 】  ついで、みたいなもの   さわりを読む▼
  03.24.  【 備忘記録的なもの 】  初心者的つぶやき   さわりを読む▼
  03.25.  【 第75章 】  第1368回   さわりを読む▼
  03.25.  【 備忘記録的なもの 】  なかがき?   さわりを読む▼
  03.26.  【 第76章 】  第1369回   さわりを読む▼
  03.27.  【 第76章 】  第1370回   さわりを読む▼
  03.27.  【 備忘記録的なもの 】  3月27日の日記   さわりを読む▼
  03.28.  【 第76章 】  第1371回   さわりを読む▼
  03.29.  【 第76章 】  第1372回   さわりを読む▼
  03.30.  【 第76章 】  第1373回   さわりを読む▼
  03.30.  【 備忘記録的なもの 】  久しぶりのお休み(・・・か?)   さわりを読む▼
  03.31.  【 第76章 】  第1374回   さわりを読む▼


第1344回

第74章

  ド=グーロワールはまた遠い目をした。「ぼくは、かなりおくてのほうでね。初恋は、大学に入ってからだった。相手の女性はクラスメートで、ぼくたちはかの女をマディと呼んでいた。もちろん、ぼくはかの女を口説いたりできないくらいシャイだった・・・本当だよ。信じてもらえないかも知れないけどね。だけど、かの女は不器用だったぼくを好いてくれた・・・とぼくは思っていた。ところが、ある日、かの女は交通事故にあってね・...全文を読む


第1345回

第74章

  首をひねるサルヴァドールに、ド=グーロワールは訊ねた。「きみは、彼の戦場でのエピソードを聞かされていないのか?」 サルヴァドールは苦笑した。「彼は、筆まめではありませんからね」「そうか・・・」ド=グーロワールはため息をついた。「これは戦場から戻ってきたマルフェ自身から聞いた話だがね。彼は、死ぬつもりで志願し、ヴェルダンで戦った」 サルヴァドールはうなずいた。彼がヴェルダンにいたことは知っていた。...全文を読む


第1346回

第74章

  ド=グーロワールは、苦虫を噛み潰したような表情でうなずいた。 サルヴァドールは目に涙をため、銅像の方を向いた。「外国人たちの消息はほとんど知らない。きっと、何人かは戦死したのだろう。不器用なスフィンクスが生き延びていてくれればいいのだが・・・」ド=グーロワールも心なしか悲しそうな口調になった。「戦死者以外では、監督たちが亡くなったことは聞いている」「監督って、フェルディナンド=フェリシアーニ?」...全文を読む


第1347回

第74章

  サルヴァドールはまじめな顔でうなずいた。みんなのための人生。そうだ。一生をかけるにふさわしい人生がそこにある。彼もそう思った。「・・・そうだ、ぼくは幸せだった」ド=グーロワールは優しく言った。「ぼくは、みんなのために生きていると思っていた。だけど、みんながぼくを幸せにしてくれたんだよね・・・ありがとう・・・」 その言葉を聞くと、サルヴァドールは思わず涙ぐんだ。「気づかなかった・・・」ド=グーロワ...全文を読む


第1348回

第74章

  アレクサンドル(サンディ)=シャルパンティエは、通りのむこうがわで、ベルジュール門を乗り越えて出てきた二人の男性を見つめていた。一人はきちんとした身なりの男性で、もう一人は軍服を着た若い男だった。二人はにっこり笑って握手をしたあと、それぞれ別の方に向かって歩いて行った。一人はサント=ヴェロニック校の方角へ。もう一人はその逆の方向へ。 彼はその二人を知らなかったが、彼らがしたことに驚愕していた。い...全文を読む


第1349回

第74章

  イーリスは彼の目をまっすぐに捕らえ、首をかしげた。「あなたは、わたしに、あなたかバラかどちらかを選べといっているのね?」「そうだ」「あなたは、本気でバラに嫉妬しているわけじゃないわよね?」「半分はそうだが・・・」サンディはそう言うと、真面目な顔をした。「シャルパンティエ夫人は、バラの世話ではなく、病人の世話をすべきだというのが、その理由だ」 イーリスは彼の手から自分の手を引っ込めた。そして、大き...全文を読む


第1350回

第74章

  サンディはかの女の口からその言葉が出てきても、動揺した素振りは見せなかった。ただ、「本気か?」と聞いただけだった。 イーリスは、その問いにうなずいた。「ええ、本気よ。わたしには、義務があるの。わたしは、シャルパンティエ夫人として病院に勤務し、休みの日にはここでバラの手入れをするという人生を考えていたの。わたしたちが結婚するとしたら、それ以外の形態は考えられなかったから・・・。できれば、あなたに、...全文を読む


第1351回

第75章

  アグレスール=ベルリオーズは、シャンベリーのド=ティエ=ゴーロワ邸の敷地に一歩足を踏み入れたときから、何かいつもと違う空気を感じ取っていた。目が見えなくなって以来、彼の感覚は人一倍鋭くなっている。全身が目のかわりに何らかの役割を果たしていた。今の彼は、もし動物だったら、全身の毛が逆立った状態だ・・・とアデライドは思った。かの女はかの女なりに、アグレスールの様子から、この家の異変を感じ取っていた。...全文を読む


第1352回

第75章

  そのとき、出し抜けにゴーティエが口を開いた。「わたしのかわいい、ちいさな娘・・・」 シャルロットは、彼がそう言いながら自分の手に何か小さな丸いものを押しつけたのを感じた。かの女は顔を上げ、彼を見つめた。 彼の声を聞いたその場の人たちは全員驚いたように彼を見た。「わたしの娘・・・?」シャルロットを除く人たちは、小さな声でその言葉を繰り返した。そして、その言葉を文字通り受け取るべきかどうか考えている...全文を読む


第1353回

第75章

  16になったら・・・。そう、その言葉もこれまで何度も聞かされていた。厳密に言えば、まだ16にはなっていない。このメダイが意味するところが正しかったとしても、あと2週間はある。「思えば、きみの両親も、両親の愛情をたくさん受けて育ったわけではなかった」そして、視線をシャルロットからスティーヴン、コルネリウスと順番に移動した。自分の弟妹たちの子どもたちへと。「・・・きみたち全員もか・・・?」「ぼくは違...全文を読む


第1354回

第75章

  ゴーティエはスティーヴンの方を向き、「・・・面白い仮定だな」とつぶやいた。 それから少し考えてこう言った。「だが、もしそうなら、彼がしたことがわかるような気がする。普通の父親なら、娘が身ごもっているとしたら、相手の男性と結婚させようとするだろう。しかしそれを拒絶するくらいなら、自分は相当に軽蔑されているに違いない・・・そう考えてイギリスから帰ってきたとすれば、あの自暴自棄な生活ぶりもわかるような...全文を読む


第1355回

第75章

  ゴーティエはめまいを起こしたようにその場にくずおれた。 コルネリウスはとっさに彼に駆け寄り、手の脈をとった。「・・・大丈夫だ」彼はスティーヴンに向かってそう言った。そして、ゴーティエの体を優しく揺さぶった。 ゴーティエは目を開け、低いうめき声を上げた。「ごめんなさい・・・まさか知らなかったなんて・・・」スティーヴンも彼に駆け寄り、そっとその手を取った。 ゴーティエはゆっくりと首を振った。「・・・...全文を読む


第1356回

第75章

  シャルロットだけはまだ怪訝そうな顔をしていた。自分と同じくらいの年の少女が、エマニュエルのような年齢の男性と結婚しようとする気持ちが理解できなかった。かの女にしてみれば、男性の方が少女を騙したとしか考えられなかった。あるいは、自分が受けたような仕打ちを受けたのかも知れない。さらにいえば、自分から男性を誘惑しようと思ったこともない。相手がコルネリウスだとしても、である。今の話は、かの女の理解を超え...全文を読む


第1357回

第75章

  シャルロットは無言でコルネリウスの方に視線を移した。コルネリウスは無表情のまま目を閉じていた。「世の中に運命的な出会いというものが存在するとすれば、クラリスがレヴィン氏に恋をしたのがすべての始まりだったのだろう。もし、かの女が彼を追ってパリにやってこなかったら、かの女の人生は全く違うものになっていたかも知れない・・・」「レヴィン先生が、クラリスおばさまの人生を変えた・・・あなたはそうお思いなんで...全文を読む


第1358回

第75章

  シャルロットはうなだれた。「・・・だいたいのところは」「クラリスは、生まれてすぐに誘拐された」それを聞くと、スティーヴンはびくっと肩を動かしたが、口ははさまなかった。「そして、フランショーム一族の一家に引き取られ、5歳までそこで暮らした。かの女の<ド=ヴェルモン>という姓は、彼ら一家の姓だ。養父ポール=ド=ヴェルモンは政治家だったが、汚職事件ののち、家族とともに自害した。屋敷に火を放ったのだ。そ...全文を読む


第1359回

第75章

  同じように驚いた顔をしてはいたものの、アルトゥールの息子たちとシャルロットが驚いた理由は違っていた。シャルロットが驚いたのは、彼の話が、ドクトゥール=ダルベールの推理と同じだったからだ。「どうしてそうお考えなんですか?」ロジェが兄弟を代表して訊ねた。 下を向いたまま考え込んでいたゴーティエは、ロジェの方を向いた。「きみたちの母上を侮辱することになるかも知れないが、話すべきだろうか?」 コルネリウ...全文を読む


第1360回

第75章

  三人は沈んだ顔つきになった。 確かに、彼らはただ一人の女性---しかも、同一人物だ---を心の底で思い続けている。しかし、コルネリウス以外の二人は、その恋にハッピーエンドがないことを知っている。 ロジェは、その女性を諦めるため数多くの恋愛をし、かの女をモデルにした小説を次々と書いた。かの女が彼をモデルにした男性を愛するという設定にはするものの、小説の中でさえ彼らが結ばれるハッピーエンドになったことはな...全文を読む


第1361回

第75章

  そしてゴーティエは言った。「彼がミュラーユリュードに行った本当の理由。それは、あの事件の後に半身不随になったクラリスが隣の町に住んでいたからじゃないだろうか。彼は、たとえかの女に直接会うことができなかったとしても、かの女の近くに住み、かの女のことを少しでも知りたかったからじゃなかったんだろうかと、今になってそう思うんだ。そして、かの女が亡くなった後も、かの女の墓の近くに留まった。自分の本当の気持...全文を読む


第1362回

第75章

  そう言うと、ゴーティエはエマニュエルからスティーヴンに視線を向けた。「そのとき、ヴィーヴたち三姉妹は、密かにお互いの腹のさぐり合いをしていた。たぶん、その夏になって、ヴィーヴはアルとエミリーのことを知ったに違いない。そのときにかの女が思ったのは、かなえられない恋に身をやつしていた純粋な少年のことだった。かの女は、彼が自分を愛していることをずっと知っていた。知ってはいたが、かの女が愛しているのは別...全文を読む


第1363回

第75章

  コルネリウスはとっさに立ちあがり、オーギュストの腕から真っ青になっているシャルロットを引き取り、脈を確認し始めた。 オーギュストはゴーティエをにらみつけた。「そこまで言う必要があったんですか?」 ゴーティエは愁いを含んだ表情になった。「・・・マーニュには話していない。彼にはとうとう言えなかった」 トゥーサンはため息をつき、師匠の方を見た。「聞かなくて幸せだったでしょうね」 ベルリオーズ夫妻もうな...全文を読む


第1364回

第75章

  怪訝そうに見つめるシャルロットに、ゴーティエは言った。「その直後、フィルとリネットの間に女の子が誕生した。その子どもの誕生には、アルとヴィーヴ、そして彼らの子どもたちも立ち会い、全員がその女の子を祝福した。ザレスキー家とフランショーム家のこれまでの争いに終止符を打つため、アルの息子のコルネリウスと結婚する約束が交わされ、その子どもにはクラリスにちなんだ名前がつけられた。今なら、その唐突な名前の由...全文を読む


第1365回

第75章

  コルネリウスは誰にも気づかれないうちに部屋から出ていた。彼はそのまま家の裏口へと向かい、外に出た。そして、庭にあった小さなベンチに座り、欠けた月をぼんやりと見つめた。 彼は、漠然と玉ねぎを連想していた。外側の茶色い皮を剥いたあとも、現われる部分を次々と剥いていく。最後には何も残らない。彼の周りに起こったできごとがまさにそれだ。そして、彼という存在がまさしくそれだ。すべて皮はむき終わった。次にいっ...全文を読む


第1366回

第75章

  その翌日、エマニュエルの葬儀が行われた。シャルロットの希望で、彼の死は公表されないまま、身内だけの葬儀を行ったのである。シャルロットは埋葬には立ち会わないことにした。彼はオート=サン=ミシェルのクラリスの墓の隣に埋葬されるべきであり、シャルロットはそこにはいかないつもりだと言ったのである。かの女は、埋葬の手配を、ミュラーユリュードに戻る4人に託した。すなわち、オート=サン=ミシェルの屋敷を、これ...全文を読む


第1367回

第75章

  コルネリウスは黙ったままだった。「わたしが近くにいない方があなたのためなのよ」シャルロットが言った。「今、わたしが現われたら、ドクトゥール=シャルパンティエを不必要に刺激することになりかねないわ。あなたは、勉強に専念してちょうだい。そして、すべての勉強を終えたとき、あなたは自分の結論を出せばいいわ」「結論?」「今後どうするのか、よ。あなたは、フィアンセを亡くしたわ。過去から完全に自由になるべきだ...全文を読む


ついで、みたいなもの

備忘記録的なもの

 さっき、「なかがき?」を書き上げました。記事は、あすアップします。詳しいことは、そちらをお読みください。小説も(いよいよ?やっと?)折り返し地点を迎えまして---ほんとうにそれとは全く無関係な話ではありますが---試行錯誤の結果、日記も統一させようと思いました。それで、小説とは直接無関係な記事もこちらに載せていこうかな、と思いまして、小説とは無関係なジャンルのカテゴリーを作ることにしました。折を見て、カ...全文を読む


初心者的つぶやき

備忘記録的なもの

 記事の下に載っている"関連リスト”表示ですが、自分のところのを見慣れていたせいか(というか、こっちの日記の時系列を考えたことがないからじっくり見なかったのですが)確かに表示順、妙ですね。たぶん、初めて見る人には。(こちらが楽をしているのに?)500記事を超えない圧倒的多数派(?)が苦労するのも気の毒なことだなぁ・・・とは思うのですが、といってover1000テンプレートのように、逆順に並べ替えて?、nextとback...全文を読む


第1368回

第75章

  車が見えなくなってから、ゴーティエはシャルロットに声をかけた。「きみたちも出発してしまうんだね・・・急に寂しくなってしまうな・・・」 シャルロットは、彼に優しくほほえんだ。「ローザンヌは遠くないわ。またいつでも会いに来られるわ。それに・・・」シャルロットは一瞬言葉を切ってから、赤くなった。「あなたには、長生きしてもらわなくてはならないの。だって、あなたはわたしの父親代わりの存在として、わたしを祭...全文を読む


なかがき?

備忘記録的なもの

 主はカインに言われた。「おまえの弟アベルは、どこにいるのか。」カインは答えた。「知りません。わたしは弟の番人でしょうか。」(創世記第4章9節:引用は「聖書 新共同訳(日本聖書協会)」より)いきなり何だ?と思われるでしょうが、聖書です。あの分厚い書物の中でも、冒頭に近い部分の話(手元にあるものでも旧約聖書の5ページ目、天地創造~失楽園と続くエピソードの直後に出てくる、アダムとエヴァの長男カインと次男...全文を読む


第1369回

第76章

  1918年11月11日月曜日、ローザンヌ。 ロジェ=ド=ヴェルクルーズは、号外を持ってシャルロットの元へ飛び込んできた。「シュリー、休戦だ! 戦争が終わったんだ!」 シャルロットは悲しそうな目をロジェに向けたが、何も言わなかった。 かの女は、あの日以来、ずっとこの目をロジェに向け続けてきた。かの女の気分転換になればと思い、ロジェはいろいろな試みをしてきた。オーギュストとスティーヴンの訪問の予定が...全文を読む


第1370回

第76章

  その日の夜、ロジェはカフェ<ヴァンドルディ>にシャルロットを連れ出した。そのカフェは、<ル=ヴァンティエーム=シエクル>のメンバーが集まるところになっていた。その店の名前の由来は、店の定休日から来たものである。そのカフェは、創業以来金曜日(ヴァンドルディ)が休業日で、初代店主が、店の休日を覚えてもらうために冗談でつけた名前だった。 店は、2代目のラザール=メニエールが取り仕切っていた。彼は小説家で...全文を読む


3月27日の日記

備忘記録的なもの

 例年、この時期って気が重いです。何が気が重いって、歓送迎会(やらお花見やら・・・)のように、不特定多数の人が集まるような場に出るのがつらいんです。そうでなくても体調がよくない時期なのに。・・・このあたりも、歩きながらたばこを吸う人を規制する条例ができないかなぁ・・・と思う今日この頃です。たばこは、決められた場所で。マナー以前の問題です。さっき、ニュースを見ながら、そこらへんでうっかり呼吸困難に陥っ...全文を読む


第1371回

第76章

  シャルロットは肩をすくめた。自分はこの人を知らない。しかし、こちらは知らなくても向こうの方が知っているということは良くある。この人は、どの自分を知っているのだろうか?「ガルディ、その天使をどこで見つけてきたの?」彼はロジェにドイツ語でそう訊ねた。 ロジェはほほえんだ。「天国に決まっているだろう? 天使は天国にいることになっているんだ」 彼は真面目な顔で言った。「このお嬢さんはともかく、あなたは天...全文を読む


第1372回

第76章

  シャルロットが笑っている姿は、ほかの4人の男性にとっても驚きだったようだ。特に、アントーニ=モジェレフスキーはまるで聖母にほほえみかけられたようにうっとりとかの女を見つめていた。ほかの3人は、どこかにやけたような表情を浮かべていた。確かに、彼らは天国にいるかのようだ。 ロジェは咳払いした。「・・・いいかね、この子を口説いたらただではおかない。わたしは、この子の守護天使なんだから」「きみがなの、ガ...全文を読む


第1373回

第76章

  ロジェはわざと悲しそうに言った。「傷つくなあ。まだ信じていなかったの?」「にわかに信じられるような話か?」ラザールはそう言うと、トレイを持ってその場から去った。 ロジェは、ラザールの見た方へ視線を移した。新しい客が入ってきた。ロジェは「失礼」と声をかけ、入ってきた人たちの方へ歩き出した。 その場に残されたシャルロットは、コーヒーカップを下皿ごと持った。 モジェレフスキーはその動作をうっとりとした...全文を読む


久しぶりのお休み(・・・か?)

備忘記録的なもの

 キーボードの調子がおかしいけど、短い更新。送別会が終わると、今度は歓迎会。頭の痛い季節です。まあ、人生いろいろ、人それぞれなんでしょうけど、うちの上司じゃないけど「仕事を覚えた頃になるとやめちゃうんだよね・・・」ってところですかね。********癒やし系キャラ(*)だったかの女のおかげで?結構楽しかった3年間でした。『せんぱいっ! エクセルおしえてくださいっ!』---今度は何?『カウントダウン、見つからない...全文を読む


第1374回

第76章

  その後、シャルロットは屋敷からも一歩も出なくなってしまった。かの女はお気に入りのロッキングチェアーにすわり、ベランダから湖を見つめるだけになってしまった。ときどき、上空をグラマン機が飛ぶのを見つめ、憂鬱そうにため息をつく姿を見て、屋敷中の人たちが心配した。 シャルロットが<ヴァンドルディ>に出かけてから約10日後のことであった。その日は朝からいい天気で、湖の波も穏やかだった。ロジェはかの女のため...全文を読む

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