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年代記 ~ブログ小説~ 

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【  2013年08月  】 更新履歴 

  08.01.  【 第82章 B 】  第1497回   さわりを読む▼
  08.01.  【 第82章 】  第1497回   さわりを読む▼
  08.02.  【 第82章 】  ★第1498回   さわりを読む▼
  08.03.  【 第82章 B 】  第1498回   さわりを読む▼
  08.03.  【 第82章 】  第1499回   さわりを読む▼
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  08.15.  【 第83章 】  第1511回   さわりを読む▼
  08.16.  【 第83章 】  第1512回   さわりを読む▼
  08.16.  【 備忘記録的なもの 】  月刊cambrouse   さわりを読む▼
  08.17.  【 第83章 】  第1513回   さわりを読む▼
  08.18.  【 第83章 】  第1514回   さわりを読む▼
  08.19.  【 第83章 】  第1515回   さわりを読む▼
  08.20.  【 第83章 】  第1516回   さわりを読む▼
  08.21.  【 第83章 】  第1517回   さわりを読む▼
  08.22.  【 第83章 】  第1518回   さわりを読む▼
  08.23.  【 第83章 】  第1519回   さわりを読む▼
  08.24.  【 第83章 】  第1520回   さわりを読む▼
  08.25.  【 第83章 】  第1521回   さわりを読む▼
  08.26.  【 第83章 】  第1522回   さわりを読む▼
  08.27.  【 第83章 】  第1523回   さわりを読む▼
  08.28.  【 第83章 】  第1524回   さわりを読む▼
  08.28.  【 備忘記録的なもの 】  行進曲の効能?   さわりを読む▼
  08.29.  【 第84章 】  第1525回   さわりを読む▼
  08.30.  【 第84章 】  第1526回   さわりを読む▼
  08.31.  【 第84章 】  第1527回   さわりを読む▼


第1497回

第82章 B

  シャルロットは、ユーリア=レーベンシュタイノヴァという女性のことをほとんど知らなかった。だが、かの女からの手紙は、かの女という女性を知る手がかりとしては十分なものを伝えている。優しさを伝える柔らかな筆跡。女性らしい心遣い。どうしてこんな魅力的な女性がそばにいたのに、彼はかの女と喧嘩ばかりしていたのだろう? 恐らく、二人は似たもの同士だったのだ。優しくて、意地っ張り。頑固者同士。 シャルロットは目...全文を読む


第1497回

第82章

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★第1498回

第82章

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第1498回

第82章 B

 *オリジナル版では第1499回です。 シャルロットは、ひどくみじめな気分でヴィトールドのからだの下からはい出した。すでに眠っていた彼は、口の中で何かつぶやいたが、苦悩の表情を浮かべながら再び深い眠りに落ちた。 シャルロットは起きあがった。かの女は、自分が服を着たままだったことに気づいた。かの女は着衣の乱れを直し、もう一度彼の方を向いた。あまりにも無防備なその様子を見て、かの女の心は揺れ動いた。かの...全文を読む


第1499回

第82章

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★第1500回

第82章

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★第1501回

第82章

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★第1502回

第82章

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第1499回

第82章 B

 *オリジナル版では第1503回です。 次の日の朝はやく、ヴィトールドはリビングに顔を出した。いつもよりも30分早い時間だった。 その日の朝食の当番はヴィトールドの役回りだった。朝食と言っても、トーストと紅茶、それにほんの付け合わせをつけるだけだ。ロジェの当番の日だったらベーコンエッグよりまともなものが出るが、ヴィトールドはスクランブルエッグを作るのがせいぜいである。それでも、彼らは律儀に当番制をし...全文を読む


第1503回

第82章

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第1500回

第82章 B

 *オリジナル版では第1504回です。 ヴィトールドは、8時まで待ってから一人で朝食を終えた。二人ともそろって寝坊するというのは、前代未聞のことだった。 彼はいったん部屋に戻り、読みかけの本を持ってリビングに引き返した。そこでシャルロットが起きてくるのを待つことにしたのである。彼は、どうしてもシャルロットに話がしたかった。 昼に近い時間になってロジェはリビングに現われた。「すっかり寝坊してしまったよ...全文を読む


第1504回

第82章

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第1501回

第82章 B

 *オリジナル版では第1505回です。 ちょっとの間をおいたあと、シャルロットは口を開いた。「子どもができたとは限らないわ」 ヴィトールドは激しく首を振った。そして、やや荒々しい口調で言った。「いや、そうじゃない・・・」そう言うと、彼は床にひれ伏すかのように頭をつけた。「ぼくが言いたかったことは、そうじゃない。ぼくは、きみに謝罪したかったんだ。すまなかった」 シャルロットの口調は凍りついた。「何に対...全文を読む


第1505回

第82章

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第1506回

第83章

  ヴィトールドとシャルロットは、その日の夕食時に結婚の意思をロジェに告げた。二人にとって意外なことに、彼は即座に二人に祝福の言葉をかけた。これまでのいきさつを考えると、さぞ険悪な雰囲気になるだろうと思っていた二人は、彼の態度に驚いた。 ロジェは、二人の表情を見て頭をかいた。「本当は、今でもきみたちの結婚には反対だ。だが、これからも一緒に暮らしていく以上、受け入れるしかないじゃないか」ロジェはにやり...全文を読む


第1507回

第83章

  次の日曜日、シャルロットは教会でヴァーク=ブーランジェに会った。彼に結婚報告をしていたとき、二人の近くをひとりの女性が通過していった。「ロラン先生?」シャルロットはその女性に声をかけた。 女性は立ち止まり、小首をかしげてシャルロットを見つめた。「覚えていらっしゃいますか? シャルロット=チャルトルィスカです」シャルロットは女性が知っている名前で自己紹介した。「今のわたしは、シャルロット=ド=サン...全文を読む


第1508回

第83章

 「あなたに会えて、本当によかったわ」リディアは泣きながら言った。「もっといい知らせがあるんだ。ぜひ、きみにも喜びを分かち合ってもらいたい」ヴァークが言った。「実は、シャルが結婚するんだそうだ」「結婚ですって?」リディアはびっくりして再びシャルロットをはなした。「誰と? わたしが知っている人かしら?」「ヴィトールド=ザレスキー」シャルロットが言った。「サント=ヴェロニック校の同窓生です」「あのトト=...全文を読む


第1509回

第83章

 「・・・最終的にはね」リディアはそれを認めた。「でも、かの女にとって運命の男性は、ロビンだったのよ」 シャルロットは肩をすくめた。「どうしてそう言いきれるのですか、マドモワゼル=ロラン?」「それが事実だからよ」リディアが言った。「かの女は、ロビンを愛していたの。かの女は彼を試したのよ。でも、彼はかの女のテストには合格できなかった。合格したのは、エマニュエルだった。だから、かの女は最終的にエマニュエ...全文を読む


第1510回

第83章

 「そうだわ。あなたには、彼を殴る資格はない」リディアが言った。 しかし、シャルロットは首を横に振った。「自分をおとしめないで、マエストロ」 ヴァークは顔を上げ、シャルロットを見つめた。「あなたは、アントーニナさんを愛していた」シャルロットは優しく言った。「そして、フェリックスを大事に思っている。たとえその後どんな人生を歩んだとしても、それを否定してはいけないわ」 そして、かの女はヴァークの手を握り...全文を読む


第1511回

第83章

  2月中旬、シャルロットとヴィトールドは、必要な書類を持って役場に行き、結婚の手続きを済ませた。そして、彼らはマルセイユをあとにした。同行したのはロジェだけで、残りの人たちは一足先にローザンヌに戻ることになった。 シャルロットたちが向かったのは、グルノーブルだった。グルノーブル市民オーケストラとのコンサートのためであった。 彼らはサヴェルネ家で結婚報告を行ったあと、ルブラン家に向かった。 ルブラン...全文を読む


第1512回

第83章

  グルノーブル市民オーケストラのメンバーは、月に一度の定期演奏会を行っていた。3月から始まるジュネス=コンクールの最後の調整の時期に当たるこの時期は、例年、ピアノ=コンチェルトを中心とした演奏会になる。出場者の中の誰か一人は登録してきそうな定番のコンチェルトが選ばれることが多い。にもかかわらず、ヴァーク=ブーランジェはソリストのシャルロットにあえてヴァイオリン=コンチェルトを演奏させることにした。...全文を読む


月刊cambrouse

備忘記録的なもの

 当地でもいきなり暑い夏になりまして、先週の土曜日以来体調が悪いのですが、一ヶ月も放っておいて広告が出ていましたので、とにかく近況報告を。一週間前、熱中症と思われる症状でダウン(熱が38.5度まであがって食べ物どころか飲み物まで受け付けなくなりました)していらい、今日あたりはどうにか簡単な食事を作るくらいまで回復しました。「3日くらい飲まず食わずでも大丈夫だから」とお医者さまから太鼓判?をもらうくら...全文を読む


第1513回

第83章

  ノルベールは、帰ろうとする人たちの波に抵抗するように一人反対方向に歩いていた。彼は、控え室に向かって歩いていた。シャルロットと一緒にホールに出入りしているうちに、彼は控え室の位置を覚えた。オーケストラのメンバーがどの部屋を使い、ソリストがどこにいるかを彼は知っていた。 ノルベールはノックをした。返事はなかったが、彼は中に入った。 シャルロットは部屋に一人きりでいた。まだステージ衣装を着たままだっ...全文を読む


第1514回

第83章

  シャルロットは寂しそうに彼を見つめた。「わたしには、あなたのほかに親友と呼べる人は一人もいなくなってしまった・・・」 そう言うと、かの女はすすり泣いた。「お願い。あなただけは、ずっとわたしの親友でいて」シャルロットは彼の腕を取った。「あなただけは、わたしを見捨てないで・・・」 彼は腕を引っ込め、かの女に背を向けた。「ぼくは、もう、きみの親友ではいられない」 シャルロットははっと息をのみ、彼から一...全文を読む


第1515回

第83章

 「あなたは、コラン=ブルームだったのね」シャルロットが言った。「あらゆる意味で」 ノルベールはうなずいた。 シャルロットも涙を拭いた。そして、ほほえみを浮かべようとしながら言った。「わたし、きっと幸せになるわ。わたしが幸せになることで、あなたが幸せになるというのなら」 そのほほえみを見て、ノルベールは思わず目を閉じた。「だから、お願い。ずっとわたしの親友でいて、ベネディクト」シャルロットは優しい口...全文を読む


第1516回

第83章

  ノルベールは、その夏、大学を卒業したあと大学院に進むつもりでいたが、その計画を誰かに告げたのはこれが初めてだった。 コンサートの翌日、彼は、指導教官にその決意を告げたあと、大学に2週間の欠席届を提出し、旅に出た。行き先は、ミュラーユリュードだった。 彼は、シャルロットとヴィトールドの歴史をたどろうと思っていた。ヴィトールドが<灰色の海>と書いたオート=サン=ミシェルの冬の海を眺めたあと、彼の足は...全文を読む


第1517回

第83章

 「図星ですね?」ノルベールはほほえんだ。 セシールは、小さくうなずいた。「・・・彼は、マルフェの親友なの。マルフェは、ずっと幼なじみの少女を愛し続けているわ。マルフェたちは、ずっと波瀾万丈の恋愛を続けているの。彼は、マルフェに誓ったんですって。『きみが幸せになるまでは、ぼくは自分の幸せを追わない』と」セシールは話し始めた。「彼は、わたしには告白をしたことが一度もないの。直接、はっきりとした言葉で自...全文を読む


第1518回

第83章

  ノルベールは真面目な顔に戻った。「そこでお願いなのですが、3人のことをよく知っている人物を紹介してもらえないでしょうか?」 それを聞くと、セシールは少し考え込んだ。「3人全員を知っている人は、ほとんどいないんじゃないかしら?」 ノルベールが不思議そうにかの女を見ると、かの女は答えた。「前年度末に、教師の大幅な入れ替えがありました。古くからいる先生のほとんどが、学校を去ったのです」そう言った後、か...全文を読む


第1519回

第83章

  セシールの話が一通り終わると、アグレスールが言った。「その話は、ラタンから聞いたものだね?」 セシールはうなずいた。「彼がモマン=ミュジコーから聞いた話だということよ」 アグレスールは真剣にうなずいた。「そうか、そういうことだったんだね。ぼくも、あの彼がどうして急にサン=シール陸軍士官学校を受験しようなんて思いついたのか、ずっと不思議に思っていたんだ。彼は、かの女を守りたかったんだね」「そして、...全文を読む


第1520回

第83章

  フランソワ=ジュメールは、柔術クラブの指導を終えたあとでノルベールをサント=ヴェロニック病院へ案内した。 ローラン=ティルニーは留守だった。彼らは、コルネリウスの部屋へと通された。「なんだ、きみか」コルネリウスはフランソワを見るなり、つまらなそうに言った。「ご挨拶だな」フランソワは笑った。「客人は、こちらだ」 コルネリウスは、ノルベールに挨拶した。しかし、彼はノルベールを覚えていなかった。ヴィル...全文を読む


第1521回

第83章

 《親愛なドンニィ あなたの求めに応じて、この手紙を書きます。 わたしは、あの日からずっとあなたのことを考えていました。あなたが手紙を出していたとは全く知りませんでした。わたしは、あなたからの手紙をずっと待ち続けました。でも、あなたからの手紙は一通も届かなかった。わたしは、どうしてあなたが何も言ってこないのかと思いました。あなたは、これまでもマメに手紙を書く人ではありませんでした。あなたが手紙を書か...全文を読む


第1522回

第83章

  口を開いたのはフランソワだった。「これは、トト---ヴィトールドの作品ですね?」 ノルベールはうなずいた。「ええ。なぜわかったんですか?」 フランソワは言った。「この作品は、一見シャルロットのことを書いたように見えます。でも、ぼくにはわかるんです。この作品は、彼の両親の物語です」 ノルベールは眉をつり上げた。一方、コルネリウスはうなだれたままだった。「ぼくが彼に聞いた話はこうです。彼の両親はいとこ...全文を読む


第1523回

第83章

  庭に出たとき、二人は白衣を着た男性がこちらに向かって歩いてくるのを見た。「ティルニー先輩!」フランソワは男性に手を振った。「先輩、か?」ローラン=ティルニーは、かつての同級生に笑いかけた。「ずいぶん他人行儀だな、フェネアン?」 フランソワは、サント=ヴェロニック校の後輩が先輩に向かってするお辞儀をした。「コルネリウスに用があったのか?」ローランはにこにこしたまま訊ねた。「いいえ、実は、あなたに・...全文を読む


第1524回

第83章

  ノルベールは言った。「かの女は、今度レコードを出すことになったそうです。たぶん、そのジャケットには、かの女の写真が使われることでしょう」 ローランは驚いたような顔をしたが、即座にうなずいた。「そうだな、わたしが担当者なら、きっとかの女の写真を使うに違いない」 フランソワは「きっと、そのレコードを手に入れてみせる」と言った。 二人は同時にうなずいた。「それにしても、どうしてトトはわたしに知らせてく...全文を読む


行進曲の効能?

備忘記録的なもの

 昔から物品管理能力に欠けるという自覚はありますが、大切なCDが中身だけどっかに消えて(具体的には、アルヴェーン作曲「交響曲第4番」がもう1年も失踪中です・・・)以来、なんとかしなきゃ、とずっと考えていました。そして出した結論が、「そうだ、まとめて録音しておこう!」でした。こうして、我が家にipodがやってきました。(いまごろ?)うちにある約500枚のCDをまとめて録音してしまおう(1台で足りる?)...全文を読む


第1525回

第84章

  フランソワ=フランショームとナディア夫人の間に生まれたのは男の子だった。1920年9月12日にロンドンで生まれたその男の子には、子どもの大叔父にちなんだ名前がつけられることになった。 フランソワは、慣習通り子どもの祖父にちなんだ名前をつけようと提案したが、ナディアは結婚を申し込んできたフランソワを父親が殴りつけたことを忘れてはいなかった。かの女は、父親のヴァークではなく、祖父のアドルフの名前をも...全文を読む


第1526回

第84章

  その晩、シャルロットの陣痛が突然始まった。 予定されていた日より約1ヶ月も早い出産だった。大変な難産で、かの女は担架で病院に運ばれ、そこで出産した。最初の陣痛を訴えてから16時間以上たってからのことだった。子どもが生まれたのは、1920年10月6日のことだった。約2600グラムの男の子だった。 陣痛が始まったという知らせを聞いて駆けつけた男性たちは、控え室でおろおろすることしかできなかった。その...全文を読む


第1527回

第84章

  小さな暴君は、すでにT城の大人たちを夢中にしていた。女性はもちろんのこと、父親のヴィトールドだけではなくほとんどの男性たちまでがスタニスラスの虜になっていた。 ヴィトールドは仕事をそっちのけにして、自分の息子のためにたくさんの絵を描いた。鉛筆で書かれたその絵のほとんどは、スタニスラスのよだれで汚れたあげく、彼の手でくしゃくしゃにされた。それでも、ヴィトールドは喜んで子どもに絵を描いて見せた。「そ...全文を読む

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