年代記 ~ブログ小説~
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2014年08月
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08.01. 【
第100章
】
第1832回
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08.02. 【
第100章
】
第1833回
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08.04. 【
第100章
】
第1834回
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08.04. 【
備忘記録的なもの
】
暑中お見舞い申し上げます。
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08.05. 【
第100章
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第1835回
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08.09. 【
第100章
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第1839回
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08.09. 【
備忘記録的なもの
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ただいま自転車操業中。
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08.11. 【
第100章
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第1840回
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08.12. 【
第100章
】
第1841回
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08.12. 【
備忘記録的なもの
】
今日は何の日
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08.13. 【
第100章
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第1842回
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第100章
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08.23. 【
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第1851回
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08.23. 【
備忘記録的なもの
】
毎日書くって難しいです。
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08.25. 【
第101章
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第1852回
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第101章
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第1853回
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08.27. 【
第101章
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第1854回
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第101章
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第1856回
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08.30. 【
第101章
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第1857回
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08.30. 【
備忘記録的なもの
】
表現の規制について、ちょっとだけ考えようとしたら、暴走しちゃいました。
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08.30. 【
備忘記録的なもの
】
夢の話(ネタバレを含みます。第一部を未読の方はご注意ください。)
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2014年08月
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第1832回
【
第100章
】
2014.08.01
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そのとき、いきなりドアが開いた。入ってきた黒髪の男性は、4人が抱き合って喜んでいる様子を見て驚いた。「・・・すまない、ノックをするべきだったね」男性は、フランス語でそう言った。 彼らは一斉にドアの所に立っている男性を見た。 タデウシは、ルドヴィークから体を離すと、急いでドアの方に向かった。「マリアーン!」タデウシは、男性にいきなり抱きついた。 男性は、「また泣いているのか? 困ったやつだ」とフラ...
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第1833回
【
第100章
】
2014.08.02
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ルドヴィークが近づき、マリアーンの肩をぽんとたたいた。 シャルロットのほほえみの威力は、彼もよく知っている。しかし、女嫌いで、女性を寄せ付けないという評判のマリアーンがそんな表情になるとは思わなかった。彼はマリアーンの肩をたたき、にやりと笑って見せた。「・・・きっといい父親になって見せます、たとえ子どもが50人でも・・・」マリアーンはぼんやりとフランス語でつぶやいた。 ルドヴィークは、『えっ?』...
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第1834回
【
第100章
】
2014.08.04
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「ばかね、マリアーン。そうじゃないって何度言ったらわかってくれるのよ」ユーリアは優しく言って頭一つ高い彼の頭をぽんとたたいた。「もし、あなたの言葉が正しかったとしても、わたしは幸せになったから、何の心配もいらないのよ」 マリアーンはかの女を見下ろし、涙で濡れた顔にほほえみを浮かべた。「そうだね、きみには大切な人がいる。すばらしいお嬢さんもいる。よく知っているよ」 そう言って、マリアーンはユーリアか...
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暑中お見舞い申し上げます。
【
備忘記録的なもの
】
2014.08.04
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毎日暑い日が続いておりますが(このところ、連日35℃を超す日々が続いております)、みなさまお元気でいらっしゃいますか。(・・・いや、日本は広い。確か、今日あたりは半分くらいは雨模様の天気だったはず。南にお住まいの方、豪雨の状況はいかがでしょうか? ニュースで見る限り、かなりの被害のようですが・・・。)・・・更新が遅れたのは、夏ばてでダウンしていたからではなくて・・・。我が家では、梅雨明け時期恒例行...
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第1835回
【
第100章
】
2014.08.05
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シャルロットは、一言言葉をはさんだ。「聞いてもいいかしら・・・どうして、クリモヴィッチ夫妻はここにいないのかしら?」 全員が驚いたような顔をした。そういえば、シャルロットに対して、誰も彼らの両親のことを詳しく話したことはなかったかもしれない。「・・・実はね、彼らは、1925年から二人きりで長い旅行をしているんだよ」ルドヴィークが口を開いた。<長男>である彼が説明するのが当然、といった口調だった。...
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第1836回
【
第100章
】
2014.08.06
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「・・・ほんとうは、行きたくなかったんだ。だが、ルーディに押し切られた」タデウシはぼそっとつぶやいた。「そう? とにかく、わたしたちは彼が来るのを待っていたの。ところが、その前にわたしたちにとっては招かれざる客がやってきてしまったの」「・・・フリーデマン氏?」マリアーンがちいさな声で訊ねた。 ユーリアは頷いた。「彼を見たクリーシャは、とっさに帰ろうとしたの。そのかの女を、彼は引き留めたの。話がある...
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第1837回
【
第100章
】
2014.08.07
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一同を見回した後、ユーリアは、説明を続けた。「もともとは、フリーデマン氏は、自作のピアノ曲を初演してくれるピアニストに会いにポーランドにやってきたの。より正確に言えば、おしのびでワルシャワに来て、候補者のタデックを見ていくつもりだったみたい。そのとき、うっかりと挑発にのせられて、クリーシャとタデックは、彼の前で演奏することになってしまって・・・」ユーリアが言った。「彼は、二人とも欲しいと言ったの...
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第1838回
【
第100章
】
2014.08.08
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マリアーンは、真剣な顔をして言った。「答える前に、一つ聞いてみたいんだが」「うん?」タデウシは顔を上げ、マリアーンを見つめた。「もし、もしもだよ・・・きみが選んだ女性を、わたしがどうしても好きになれなかったら、どうする?」 ルドヴィークははっとして口を開きかけたが、タデウシはそれには気づかずに答えた。「身を引くよ・・・それできみが幸せになるというのだったら」 マリアーンはそれを聞いて、表情を少し...
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第1839回
【
第100章
】
2014.08.09
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「今度死のうと思ったら、先にかの女に薬を飲ませるんだぞ。かの女だったら、必ず半分残してくれるだろうから」マレクは続けた。「そうでなかったとしても、かの女は決しておまえを死なせることはないぞ」「そうかもな」タデウシは頷いた。「肝に銘じておくとしよう」 そのとき、シャルロットは大きなカートを持って部屋に戻ってきた。そのカートには、紅茶のセットとサンドウィッチがのっている大きな皿がのせられていた。男性た...
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ただいま自転車操業中。
【
備忘記録的なもの
】
2014.08.09
*
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きゃー、小説のストックがない。締め切りが迫っているのに、小説が進まない。なんだか、本物の小説家になったような気分を味わっている今日この頃です。あれ? こんなに忙しくなるなんて。一時は900回を超えるストックを持っていたのに。・・・というわけで、やっと101章の下書きが終わりました。どうやら、今月中は連載ストップはなさそうです。第三部の下書きも、残すところあと4章分になりました。原作がある小説で、ちょっと...
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第1840回
【
第100章
】
2014.08.11
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ルドヴィークはにやりとした。「ほかに誰が作るんだ?」 マリアーンもにやりとした。「そういえば、ユーリの手料理を食べた記憶はなかったな。あのジャムの後継者だというのはわかったが、ユーリのほかの手料理は上達したのか?」 ルドヴィークもにやりとした。「まあ、見てろって。今、何か作ってくるつもりらしいから」 マリアーンは、タデウシの方を見た。「卵とハムのサンドのほうは、きみの婚約者の手作りだよな?」 タ...
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第1841回
【
第100章
】
2014.08.12
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「マレクだけじゃないぞ」マリアーンは弾き終わるなり、イスから体を動かし、皆の方を見ながら言った。「たぶん、ここの男の子たちは、クリモヴィッチ夫人を理想の女性と思って育ったはずだ、多かれ少なかれ」 ルドヴィークは目を閉じた。「そして、金髪で青い目をした少女にあこがれを抱く・・・」マリアーンはそう言うと、タデウシの方を見た。「きみの婚約者も、どこかクリモヴィッチ夫人を思わせる。何か楽器が得意な、きれい...
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今日は何の日
【
備忘記録的なもの
】
2014.08.12
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会社で見たカレンダーによると、本日8月12日は「アルプスの少女ハイジの日」なのだそうです。帰宅後、その話をしたら、「ふーん」で終わってしまいました。(・・・家人は、アニメにもダジャレにも全く興味がない人であった。)うーん、スーパームーンかペルセウス座流星群の話の方がよかったかな。どちらにしても、今晩も雨ですが。...
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第1842回
【
第100章
】
2014.08.13
*
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「夢か。うん。あれから、かの女の夢を何度見たことだろう? かの女と何度一緒に演奏をしただろう? そして、演奏だけではないことも何度もした・・・」マリアーンはそう言うと、夢から覚めたような顔をして真っ赤になった。「みなは、わたしの恋人は3Bだと言う。ブラームス、ベーゼンドルファー、そしてベルリン。しかし、Bから始まるもっとすてきな単語がいっぱいあることを、誰も知らないのかな?」「うん、いっぱい知って...
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第1843回
【
第100章
】
2014.08.14
*
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「えっ?」ボレスワフスキーは声に出した。「約束の1934年まであと一年ちょっとだが、もう約束を果たすことができないとわかっているのだから、もう一つの約束も果たさなくてもいいだろうと思う」マリアーンは続けた。「なぜ、その場にきみが居合わせなかったか。それは、きみが、当時かの女とは二度と会いたくないと思っていたから。そして、それを知っていたかの女が、きみを刺激したくないと思っていたからだろう」 マリア...
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第1844回
【
第100章
】
2014.08.15
*
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「そして、わたしは、とんでもないことに気がついてしまった。前回の優勝者が、きみが幼い頃からあこがれていた<天使>だったということに。かの女の存在が、幼い頃のきみにどんな影響を与えていたのか、わたしはよく知っていた。きみは、かの女が載っていた新聞記事を、ずっと大切にしていたよね。その女の子の顔が判別つかないくらいになるまで、新聞を何度も何度も開いたり閉じたりしていたよね。だから、わたしには、新聞に載...
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第1845回
【
第100章
】
2014.08.16
*
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「・・・きみは、かの女を、今でも愛しているんだな?」ルドヴィークが言った。 マリアーンは頷いた。「この世の誰よりも?」「もちろんだ」マリアーンはルドヴィークの問いに、堂々と答えた。「もし、その女性が目の前に現れたら、一も二もなくプロポーズするか?」タデウシは震える声で訊ねた。「ああ、そうするつもりだ」「もしも・・・かの女がわたしの恋人だったとしても・・・たとえわたしの婚約者だとしても、その女性が目...
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第1846回
【
第100章
】
2014.08.18
*
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そう言うと、シャルロットはタデウシの方に行き、彼に手を差し出した。「わたしには、その手を取る権利はない」タデウシが言った。 シャルロットは彼を見下ろした。そして、その手をゆっくりと引っ込めた。「もう一度聞いてもいいかしら? あなたの考えは変わらないの?」シャルロットが訊ねた。 タデウシは、何か苦いものを口に含んだような表情で答えた。「何度も言わせないでくれ」 シャルロットの目から再び涙がこぼれ落...
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第1847回
【
第101章
】
2014.08.19
*
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部屋から出たところで、シャルロットははっと我に返った。そこに家政婦長のベック夫人が立っていたからだ。かの女は、シャルロットを見ると、心配そうな表情になった。シャルロットはさりげない様子を装ってポケットからハンカチを出して、そっと涙をぬぐった。「・・・奥さま、もう一度サンドウィッチを作るのですか?」ベック夫人は、その動作には気づかないふりをしてちらっと台所の方に視線を向けた。「そうね。あの人たちの...
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第1848回
【
第101章
】
2014.08.20
*
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ポーランドでその曲が最初に演奏されたのは、ブローニャのための追悼演奏会でのことだった。そんな経緯もあって、《イスタール》は、特にワルシャワでは有名な曲だ。かつて《クラコヴィアク》を知っていた人なら、知らない人はいないくらいだった。 シャルロットは、人々の表情を見ているうちに、もう一度涙ぐんでしまった。かつての自分が、これほど多くの人から未だに慕われているとは想像していなかった。いや、彼らは、亡く...
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第1849回
【
第101章
】
2014.08.21
*
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そう言うと、医者はユリアンスキーの方を見てこう言った。「大丈夫、患者は頭をけがしているだけだ。心配いらない」 それでも、ユリアンスキーの表情は硬いままだった。 クルピンスキー医師は、司祭館の一部屋にシャルロットを運ばせた。ちょうどそこへ警官が駆けつけたので、シャルロットを運び入れるのに協力した若者たちとユリアンスキーは、現場で事情を聞きたいという警官と一緒に外に出て行った。 入れ替わるように部屋...
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第1850回
【
第101章
】
2014.08.22
*
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シャルロットの目から静かに涙がこぼれ落ちた。「じゃ、なぜレクィエムが聞こえるの? あれは、ヤン=クルピンスキー先生の曲よね? わたしのために練習してくれているんでしょう?」「違うよ。あれは、わたしがフリーツェックに頼んだんだ・・・わたしの知り合いのある女性の記念のために、ミサを捧げたくてね」クルピンスキーが答えた。 フリーデマンは頷いた。「もしよかったら、その女性の話を聞いてはくれまいか?」クル...
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第1851回
【
第101章
】
2014.08.23
*
Edit
クルピンスキーは盛大にため息をついた。「・・・そうか、きみたちは一人っ子だったな」 そう言うと、彼はまじめな顔をした。「かりに、わたしが国費留学生としてフランスへ行くとする。そうしたら、ポーランドには妹が一人残されることになる。だが、かの女を連れて行くだけの資金はない。いくらわたしよりも成績がよくても、かの女が国費留学生に選ばれるのは難しい。そこで、わたしと妹は家庭教師の道を選んだ。資金を貯め、...
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毎日書くって難しいです。
【
備忘記録的なもの
】
2014.08.23
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生存報告を兼ねて、一日ひとこと何か書こうと思い立ちました。普通思いつきそうな手段はfacebookかtwitter、というあたりなんでしょうが、内緒でブログをやっている人間にfacebookは敷居が高すぎです。ついでにブログをやっているのがばれてしまったら、困ります。(困るのは自分だけで、ほかには誰も困らないとは思いますが、とにかく困ります。)実は、去年までtwitterをほそぼそと経営していました。小説のトップページに貼り付...
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第1852回
【
第101章
】
2014.08.25
*
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『・・・ええっ? まだ話は序盤なの?』マルチン神父の顔にはそう書かれているかのようだった。 クルピンスキーは真剣な顔をした。「兄と一緒に住んでいたアパートを出てその下宿に移ったのは、必ずしも兄たちの出す騒音---失礼、練習しているときの音---が勉強の妨げになったからではない。断じてそうじゃない」クルピンスキーが強い口調で言い直したので、フリーデマンは思わず苦笑した。「そうではなく、大学で同級生になった...
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第1853回
【
第101章
】
2014.08.26
*
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頷いたクルピンスキーに、シャルロットは言った。「意外でした。かの女の<ポーランド人の夫>、というのがあなただったなんて・・・」「そんなに意外かな?」クルピンスキーは苦笑した。 シャルロットは答えた。「ええ。でも、少し考えればわかったはずです。かの女の知り合いに、ポーランド人がそれほどいたとは思えませんから。まして、何年もの間想い続けるとしたら、その男性は、よほど身近にいたはずですもの。かの女にと...
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第1854回
【
第101章
】
2014.08.27
*
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それを聞くと、クルピンスキーは赤くなって視線を落とした。 フリーデマンが言った。「ドクトゥール=クルピンスキー、そろそろ話の続きを聞かせてください。その天才少女は、それからどうなったんですか?」 マルチン神父も興味深そうな表情になり、イスに座り直した。 一方、シャルロットはつかれたように目を閉じた。しかし、眠っていないのはその表情から明らかだったが。「くたびれたようだね、ブローニャ。少し眠っても...
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第1855回
【
第101章
】
2014.08.28
*
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クルピンスキーは一息ついて、遠い目をした。「唐突な話に聞こえたら申し訳ない。下宿を閉鎖してしまったら生活の糧もないマリーが、どうしてそんなことを思いついたのかという話がまだだったよね。実は、ガスパールの病室に来ていたマリーに、イアサントは恋をしてしまった。当初は、イアサントの片思いだった。しかし、自分の死期を悟ったガスパールは、イアサントにマリーを託した。イアサントは、マリーに言ったんだ。一年経...
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第1856回
【
第101章
】
2014.08.29
*
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クルピンスキーはもう一度首を振った。「ブローニャは、そんなきつい言い方をするような子じゃない。もし、きみの言うとおりだとすれば、きみはよほどかの女にひどいことをしたと見える。いったい、どんな喧嘩をしたんだ?」「喧嘩」フリーデマンはその言葉を繰り返し、小さくため息をついた。「わたしとかの女の間の溝は、そんな簡単な言葉で表現できるようなものではありません。わたしは、この世のすべてをかの女に差し出して...
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第1857回
【
第101章
】
2014.08.30
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シャルロットは、マルチン神父の言葉を思い出していた。彼は、フリーデマンに対し、自分とフリーデマンが結婚することが正しいことだと言い切った。二人が結婚できるように神に祈り続けると約束した。司祭の視点から見れば、そうすることが神の前に正しいことなのだと理解できる。客観的な事象から推測すれば、それが一番の解決策なのは間違いなさそうだ。彼は本気でかの女を愛しているし、二人の間に子どもも生まれた。今の彼だ...
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表現の規制について、ちょっとだけ考えようとしたら、暴走しちゃいました。
【
備忘記録的なもの
】
2014.08.30
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休日定番料理(カレーライス)を作りながら、ぼうっとお昼のニュースを聞いていました。国連で、日本のいわゆる「ヘイトスピーチ」について、規制すべきだという勧告?が出たのだとか。うーん、それは困ったことになった、と思いました。今普通に使われている「ヘイトスピーチ」の対象が隣国(および、その出身者)たちに対するものが中心だ、という基本知識は置いておいても、「表現の規制」というのはどんなものだろう。ネットで...
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夢の話(ネタバレを含みます。第一部を未読の方はご注意ください。)
【
備忘記録的なもの
】
2014.08.30
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今日、二つ目の記事です。一つ目は暗い話なので、そういうのが苦手な人は、下の記事をわざわざ読みに行かなくても大丈夫です。(というか、二つ目の記事も明るい話、とはいえないし、お口直しに、ともならないとは思いますが・・・。)このところ、夢について、あちこちのブログで話題になっているのを読んで、自分もちょっと書いてみようと思いました。以前もこのテーマで書いたことがあるので、重複する部分もあると思いますが、...
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