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年代記 ~ブログ小説~ 

「日記」
備忘記録的なもの

ばらの結婚 第3話更新しました。

過去の日付で書いている話なので、更新情報はこちらに書いております。
のんびりと更新しておりますが、なんせ、1話ごとの分量が「年代記」の約3.5倍になりますので、一気に書き上げることは難しいのです。もともと、「外伝」ページに何ものっていないのが寂しい・・・というのが小説を書き始めた動機ですので、「とにかく何か書かなくちゃ」という意識が先に立ってしまい、小説の体裁を何も考えていなかったのです。もう少し正確に言えば、「ばらの結婚」というカテゴリーが子カテゴリーになるため(ちなみに親カテゴリーは「年代記外伝」だったはず?)これ以上小説を分解することができなかったのです。言い換えれば、「年代記」の場合は、1回あたりの分量は「見やすい」(長くてもスクロール1回以内にしたい)かどうかで決めたわけですが、「外伝」は「きりがいい」かどうかが目安になったわけです。通常ブログ画面を使っておりますので、1回あたりの話が長くても、それほど違和感はないはず。でも、これって希望的観測かしら?


投稿日付は後でなおすつもりですが、小説(「ばらの結婚」)が完成するまではこのままの形で進行します。ですから、1話更新するごとに「空ページ」をひとつ「下書き」状態に戻す作業を付け加えることになります。
今はそれでいいのですが、将来はどうなるのでしょうか?
問題は山積しておりますが、とりあえず先のことはあまり考えないようにしています。
ひとつずつ試行錯誤をしながら、問題を片付けていくつもりです。
いきあたりばったりで進んでおりますが、所詮、人生もそんなものじゃないかしら。


で、アップした方の小説の話になりますが、よく考えてみたら、今回の記事の元になるフランク夫妻の結婚の詳しいいきさつは、「年代記」では未発表部分だったんですね。
概略は、第1章にのっているとおりです。
作曲家フランソワーズ=ド=ラヴェルダンは、新しく作曲したヴァイオリンソナタを初演するにあたって、ベルギー出身のヴァイオリニスト・テオドール=フランクに白羽の矢を立てました。フランク氏には専属のピアニストがいませんでしたので、フランソワーズは親友のソフィ=マリアンヌ=ティボーに伴奏を頼んだのです。ところが、フランク氏はマリアンヌに恋をしてしまったのです。ヴァイオリン一筋に生きていた彼は、女性とつきあったことなどなかったため、女性がどんな花が好きなのか考えたこともありません。やっとデートにこぎ着けた彼は、なんと白い菊だけの大きな花束を持っていきます。彼は何よりも菊の花が好きだったからです。ところが、菊の花は墓地に持っていく花だと思い込んでいたマリアンヌの方は、彼の真意がわからず、その花束で彼の顔をひっぱたいてその場を去って行きます。泣きながら駆け込んできた親友に話を聞いたフランソワーズは、マリアンヌがフランク氏に恋をしていることに気づきます。お互いに片思いに苦しんでいた二人を、フランソワーズは結びつけようとしますが、フランク氏はすでにベルギーに帰った後でした。そこで、フランソワーズは彼に手紙を書きます。すべてを知ったフランク氏は、パリに戻り、マリアンヌにプロポーズするのでした。
(詳しいことは、今後発表する第62章をご覧下さい。)
第1章で説明されているこの出来事を、フランク氏は愛弟子にこう説明します。



「人は、わたしの恋愛を一目惚れから始まったという」フランクは言った。「だが、本質はそうではない。わたしにはわかっていた。あのとき---かの女を一目見たとき、魂がふれあったんだ。一緒に演奏しているとき、わたしにはかの女の魂の音色がわかった。このひとは、自分と同じ道を歩むために生まれてきたんだ・・・わたしにはそれがわかっていた。それは、けっして『ひとめぼれ』というものではないのだ。なぜならば、わたしはかの女に心を奪われたわけではなかったからだ。運命の女性を目の前にしたとき、人はかの女に魂を渡すのではない。奪い取るものでもない。今まで二つに分かれていた魂が一つになる・・・その表現が一番近い。だから、何者も二人を引き離すことはできないのだ。もし、わたしの言葉が理解できないとすれば、きみのその女性は、きみの運命の人ではない」(ばらの結婚 第3話より)


・・・でも、これって「ひとめぼれ」っていうんじゃないのかしら?
フランク氏は、ヴェルネに冷静になって自分の気持ちを見つめ直せと言っていますが、普通、こういう状態の人間には何を言っても無駄でしょう。この時点で、フランク氏はヴェルネが本気であるとは思っていません。ヴェルネ自身も、自分が間違った相手に恋をしていることに気づいていません。どちらかというと、フランク氏は「あきらめなさい」というニュアンスで話をしています。ヴェルネにそれが通じたかどうか?


後日談ですが、ヴァレリアン=ブルマイスター(後のヴィエジェイスキー教授)は、初恋の相手に10分で失恋をしてしまいます。彼は自分の初恋のことで師に相談するのではなく、師と失恋をネタに飲み明かすことになるわけですが・・・。このあたりの事情を知っていると、第69章のフランク氏の言葉の意味がわかってもらえるんじゃないかと思います。後日談というよりは、ネタバレでしょうか。
ヴィエジェイスキー教授は、この失恋をきっかけに、おちゃめな一面を人前に出さないようになるのです。
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