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年代記 ~ブログ小説~ 

「日記」
備忘記録的なもの

「年代記」4周年記念?

忙しい・・・と言っている間に、時は早三月。このあたりで、一時立ち止まらないと、日記にも「広告」が載ってしまいます。毎日更新している小説の方に「広告」がでることは(たぶん)ないと思いますが、不定期更新中の日記も、今までのところ、広告が出てくるまで放置していたことはありませんでした。そろそろ何か書かなくちゃ・・・と思っていましたが、ここのところ週末になるとなぜかお葬式が続きます。まさか、天国に年末調整と確定申告があるはずはないとは思いますが、どういうわけか知り合いが亡くなるのは12月と2月が多いような気がします。そういえば、うちの小説でも、重要人物の何人かが・・・。


・・・という不謹慎な冗談が出てくるくらい、近頃、まとまった時間、PCの前に座ることがありませんでした。
ちょこちょこと書き足していた部分を、まとめて公開します。


3月5日で、うちの小説ブログも4年目に突入します。(偶然ですが、ブログが始まった「2009年3月5日」というのは、我が家にとって大きな転機を迎えた1日でもありました。その件については、いずれ別の機会に書くことにします。)
4年経って、どうにか、自分の小説の名前が「年代記」なんだなぁ・・・ってことに慣れてきました。小説の出だしと、タイトルは、小説を発表する直前まで決まらなかったことの一つで、この小説のコードネーム(?)はアドレス名として使っている「chansontriste(悲しき歌)」でした。定冠詞のつく「La chansontriste」となると、作中でクラリスが書いた曲そのものをさしますが、タイトルとしてはわざと冠詞を省いていました。
まわりに作曲家の卵たちがいるうちに、だれかに、このタイトルで短い曲を書いてくれるよう頼んでおけばよかったと思っていますが、今となっては頼めそうな人がおりません。父がなくなった頃聞いていたネドバルの「悲しいワルツ」とか、シベリウスの「鶴のいる風景」に似た音楽を、誰か作曲して下さいませんかねえ?
(宝くじでも当たらない限り、お礼はできそうもありませんけど・・・。)


うちの父の命日も2月です。
今日は、当地でもものすごい雪でしたが、あの日も外は雪景色でした。
彼はガンで亡くなりました。享年50。亡くなるまで、誰も彼に病名を告知していませんでした。人生に対してほとんどこだわりを持たなかった父は、自分が最後まで死ぬとは思っていなかったようでした。(少なくても、子どもだった自分にはそう見えました。)
その日、ちょうど学校が休みだったわたしは、雪の中、母と電車で病院に向かいました。
駅ビルの中に果物屋さんが入っていて、店先にはメロンがふたつ並んでいました。値札には「5000円」とありました。
冬場のメロンって、子どものお小遣いで買えるような値段じゃないんですよね。でも、たまたまその日、お財布に4000円入っていました。たぶん、お年玉の残りだったのでしょう。「大金」を持っていた理由は覚えていないのですが、4000円持っていたことだけははっきり覚えています。
「ねえ、1000円貸してくれる?」わたしは母に言いました。
母は、しばらくの間、黙って店先のメロンを見つめていました。
その前日、母は父のためにスイカを買ってきていました。亡くなる数日前から、父はほとんど食べ物を受け付けませんでしたので、みな、父の好物をつぎつぎに病院に持って行きました。スイカもその一つでした。でも、父はそのスイカをほんの一口しか食べられませんでした。そして、「メロンが食べたかったなぁ・・・」とつぶやきました。わたしはそれをみていましたので、もしかしてメロンだったら食べてくれるのでは・・・と思ったのです。でも、実際にメロンの値段をみたとき、一口食べるかどうかもわからないメロンを買っていくのは、ある意味、冒険に思えました。わたしたちは、結局メロンを買わずに病院に行きました。
その日、父は悲しそうにわたしたちをみて、「・・・ぼくは、今日、死ぬんだろうか?」と初めて口にしました。
わたしと母は、即座に否定しました。
「そんなに弱気じゃ、治るものもなおらないわよ。だいたい、わたしのほうが身体が弱いから、きっと先に死ぬわ」母が言いました。「そしたら、あなた、どうします?」
父は答えました。「そうだな、おまえが先に逝ったら、ぼくはすぐに再婚するよ。一人では生きていけないからな」
「あら、そんなことを言ったら、あしたから誰も(お見舞いに)きてくれなくなるわよ」わたしがそう言うと、父は楽しそうに笑いました。
それが生きている父をみた最後でした。その言葉を発してから1分経たないうちに、父はこの世の人ではありませんでした。
・・・まあ、個性的な人間というものは、死ぬまで個性的なものなんですね。らしいといえば、らしい死に方ではありましたが。
昨日の第982回で、主人公のシャルロットが「わたしは絶対に再婚するわ」と言いますが、これはこのときのエピソードから来ています。まさか、そんないきさつまで小説にしてしまうと言うのも、ある意味親不孝な娘なんでしょうがね。
ちなみに、そんな父の最期の言葉を聞いた当事者の母は、「再婚なんかこりごりよ」と言って、いまも一人暮らしをしておりますが、その台詞は第何回かでフランソワーズ=ド=ラヴェルダンの言葉として使用しております。第66章は、シャルロットとフランソワーズの再開の場面で、ここがこの時期に発表されて、個人的にはうれしく思います。


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第66章の開始部分から、目次も3ページ目に入ります。日付で言うと2月24日発表分からです。にもかかわらず、Novelテンプレート管理人さんがはやばやとJFタイプの3ページ目目次を作成して下さったのをみると、ちょっとフライングしてみたくなりました。
実際に2ページ目と3ページ目のリンクをみてみたい。3ページ目がどうなるのか、どうしても見たい。
・・・そこで、最小公倍数というか、最大公約数というのか、第65章を3ページ目に表示するため、1ページ目の空ページを増やし、無理に1000以上の記事をこしらえてカスタマイズしてみました。うまくできたので、空ページを減らして本来の表示数に戻し、第66章から3ページ目に表記されるよう部品を直しました。
そんなとき、PFタイプのover1000テンプレートが発表になり、大変驚きました。
小説側でPFタイプのカスタマイズをするのは、目次が2ページになって以来絶えてなくなってしまいましたが、それでも未練たっぷりな人間としては、機会があるたびにこちらの日記としてPFタイプのテンプレートを使っていました。覚えていらっしゃる方がいるかどうかわかりませんが、こちらのブログに引っ越してきて最初に使ったテンプレートはPFタイプでした。それ以来、こちらではPFタイプを中心に、小説で使うには雰囲気が・・・という和風シリーズを優先してカスタマイズしてきました。日記だからできることでしょうが、身軽に着替えができてしまうこっちのブログは、服が軽くて楽です。服装にもこだわりがありませんから、好きなものをなんでも着てみることができる。これで、モデルさんみたいにスタイルがいい(=中味が立派な小説である)のなら、最高だったのですが。
小説側は、文字通り「衣替え」になります。校章の入ったジャケットだけが共通で、ブラウスが半袖だったり長袖だったり、場合によってはジャケットではなくカーディガンだけだったりすることもありますが、イメージは「制服」ですね。基本になるものは変わらない。
・・・そんなイメージを持ってしまっていたので、今回、Over1000-PFをみたときの驚き方は、半端なものではありませんでした。「PFタイプに衣替えができるなんて、うそみたい・・・」記事の最後にたどり着いたときには、うれしくて涙が止まりませんでした。
小説ブログでPFタイプのテンプレートを使うことは、「月面にうさぎ NASAが証拠写真を発表」という新聞記事を見せられるくらいあり得ないことだと、いつの間にか信じ込んでいました。その一方で、500記事を超えて2ページ目に突入したほかの方が、「PFタイプで2ページ目目次を作って下さい」というリクエストをしてくれたらなぁ・・・と思ってもいました。そうでなくても、恐らく管理人さんに「ずうずうしいやつ」と思われているはずの自分がこれを言ったら、ずうずうしいを通り越して「あつかましいやつ」に格下げされるのは目に見えています。
(いや、もっともっと下で、これで「出入り禁止」を言い渡されてしまったらどうしよう・・・?)
・・・やっぱり、自分が言い出すべきことじゃないな・・・。そう思いました。そして、その分、日記側で思い切りPFタイプを使わせていただきました。
ですから、over500より前にover1000が登場して本当にびっくりしました。でも、びっくりしたのはわたしだけで、管理人さんのブログを読んでいる他の方々は、驚くよりも先に「どうしてover1000なの?」と疑問を持たれたのではないかしら?
(・・・というか、over500-PFの方が需要が高いと思いますが、どうでしょう・・・?)
結局、今回も自力ではカスタマイズできなかったわけですが、管理人さんのおかげで立派な目次が完成いたしました。この場をお借りして、もう一度お礼を申し上げます。
テンプレートも新しくなり、幸先よく、4年目がスタートいたします。


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また3月11日がやってきます。
ここのところ、下書き原稿を見る気分になれずにいたのですが、父のことを思い出したら、第98章の原稿に目を通す勇気が出てきたような気がします。この章の冒頭近く、(1925年の)2月にある人物が亡くなるのですが、今なら彼の死について書くことができるんじゃないかしら。このあたりから「果たされなかった約束」あたりまでを、できれば一気に書き上げてしまいたいのですが・・・。(ここを乗り切らないと、第3部が終わるめどが立ちません。)


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 ここからは、Novelテンプレート管理人さん個人に対する前回のコメントのお返事です。コメント欄ではなく、記事本体に書いた理由は、お詫びの気持ちを受け取っていただきたかったからです。
 もしこの記事をお読みになっていたら、今回の件で、お礼とともにお詫びを申し上げたいと思います。今回のover1000テンプレートの件では、大変お世話になりました。どうもありがとうございました。
そして、何よりも、これまでの失礼をお詫びいたします。もし、次回、何か質問したいことがあったときには、小説のトップページ(「はじめに」の記事)のコメント欄を開いておきます。質問する側として、今までずっと失礼なことをいたしまして申し訳ありませんでした。以後(・・・があればですが)気をつけます。
 本当に申し訳ありませんでした。
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