年代記 ~ブログ小説~ 

「日記」
備忘記録的なもの

車いす目線2

トイレの話になりますので、お食事中の方は、閲覧ご遠慮ください。




「車いす目線1」を書きかけて時間切れストップしてしまったので、仕切り直して続きをば。

車いす生活の人間が外出するに当たって、難所は、駐車場だけではありません。

田舎のスーパーやデパートや駅などを利用するときにはあまり感じないのですが(というか、みなさんそれなりにマナーがいいです)、以前東京に行ったときには驚きました。


「東京駅だけで、うちの町の人口に匹敵する人間がいる」といわれるくらいの田舎に住んでいるので、駅で一番驚いたのは、エレベーターで順番待ちをしたこと!
田舎に住んでいると、エレベーターに乗るのに苦労することはありません。車いすの人間だと、階段とエスカレーターを利用するのは無理ですから、エレベーターに乗るほかありません。エレベーターの前で並ぶほどの人口はいませんので、ゆったりとしたものです。混雑しているところと言って思い浮かぶのが某医大のエレベーターですが、場所柄か、車いすの人は優先で乗ることができます。ですから、東京駅で、後ろから押される(はね飛ばされる?)経験をしたときには驚きました。開いたエレベーターから降りてきた人間が、大きなスーツケースを持った健常者だったのにさらにびっくり。ベビーカーを押した女性からは『なにもたもたしているのよ?』と言わんばかりににらまれるし。
車いすで外出する、って、そんなにいけないことなのかな? おまけに、30分前に改札口に来なかったと言って駅員さんに叱られるし。

(それに比べると、東京スカイツリーの対応はすごくよかった。あそこは、職員の教育がとても行き届いているし、邪魔にされているという感じを受けずに楽しめました。観光地は、そうでなくっちゃね。)


最近困っているのが「みんなのトイレ」とかいうトイレスペース。
誰でも使える、ことを売りにしたばかりに、車いすの人が苦しんでいるという本末転倒の状況。どうして車いすの人のためにあの大きなトイレが出来たのか、という原点が忘れさられています。
車いすの人は、もちろん全員ではないけど、歩けないからと言うだけで車いすに乗っているわけではありません。下半身が麻痺している、ということは、つまり排泄機能もダメと言うこと。だから、お出かけの際の荷物は、排泄グッズの他おむつや着替えなど幼児顔負けの荷物が必要となります(もっとも、子育てをしたことがないので、赤ん坊のお出かけグッズには詳しくないんですが・・・)。カテーテルを使って、定期的に尿を出さなければならないし、排便は不規則的だし・・・。そうなると、トイレの存在は重要になります。おまけに、車いすが動くスペースが必要ですから、ある程度の広さも必要です。
「みんなのトイレ」というのも、たとえばベビーカーを押したお母さま方にとって必要なスペースですが、おむつ交換台などいろいろ設備を整えると、逆に車いすの人がトイレを使いにくくなったりします。おむつ交換台があるトイレがある場合は、「みんなのトイレ」というネーミングであっても、車いすの人に順番を譲ってもらえないでしょうか。車いすの人は、「そこ」でしか用を足せないんです。

以前読んだ何かの相談室で、どうしてもトイレが間に合わないので車いすトイレを借りた健常者が、出てきたところで車いすの男性に叱られた、という記事がありましたが、叱られて逆ギレするのはどんなものでしょう。想像力が足りなすぎると思います。

せめて「車いすの人の使用を優先させて」という張り紙一つあれば・・・と思ってしまうのですが、そこまでして「みんなの」トイレにこだわる理由は何でしょう。それとも、駐車場同様、数と種類が充実すればいいのでしょうか?
近頃、人々に余裕がなさ過ぎると思います。
「困ったときはお互い様」というのは、もはや死語なんでしょうかね。



・・・と、思いきり言いたいことを書き殴りました。
反論もおありのことかとは思いますが、「車いす目線1・2」に限り、ブログ主は議論に応じるつもりはありません。民主主義の理念には反しますが、反対意見は承認しないか無条件で削除しますので、よろしくお願いします。いちおう、コメント欄は開けておきます。
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~ Comment ~


ううむ

こんばんは。
ご意見、なるほどなと思いながら拝読しました。
今から思うと、東京の私の住んでいた町の最寄り駅、かなり利用者数の多い駅なんですが、全てのホームにエレベータが設置されたのは二十一世紀になってからでしたね。それまでは、どれだけ長い間不便な思いをなさった方がいらしたのかと思います。
思うんですけれど、身障者向けのスペースを作る時に、当事者の意見をヒアリングするとか全くやっていないような感じですよね。「ロビーがうるさいから、とりあえずスペースがあるってことだけアピールしておけ」みたいな。出来てからも、実際に利用してもらって意見を聞くなんて事もしていなさそう。
こちらではどうかな。
田舎なので、スペースはたっぷりありますし、目や手もそこそこ足りていてシステムに合わない分は、けっこうその場で臨機応変に人助けしているのように思います。もっとも、これはそういうことで困ったことのない私の目から見てそう思うだけで、当事者からしたら足りないのかもしれません。
ただ、こちらでは当事者が黙っていないというのはありますよね。政治活動も、サービスを受けるときも、当事者がかなりはっきりと「なってない」と声を上げていて、行政側やお店や駅なども、その意見を聞かざるを得ないというのでしょうか。
これは身体障害者に限らず、どんなことでもこちらの人は黙っていないという風土の違いだと思います。
cambrouseさんが、こうして事実をオープンにして訴えていらっしゃることも、いずれよくなっていく日本でのサービスに繋がると信じています。
#261[2015/07/14 02:59]  八少女 夕  URL  [Edit]

Re

コメントありがとうございます。
この記事に対して防御壁を張ったのは、記事中に出てきた<身障者用トイレから出てきて車いすの人に怒られた人>の相談に対する答えが「車いすの人専用のトイレじゃないんだから、怒られて災難でしたね」というコメントが多数だったのを読んで、「え?そうなんだ?」と思ったのがきっかけです。別に啓蒙運動をするつもりはないけど、車いすの人のトイレ事情に、これほどまでに理解がないのは、当事者がおとなしかったからなのかもしれません。(彼が車いす生活になる前の)数年前の自分も、そんなことを考えたこともありませんでした。
車いすの人が、そこまで怒ったのは、彼もかなり切羽詰まっていたからだろうと想像できます。いくら罵詈雑言を言われたとしてもこの場合は100パーセント健常者が悪い、というと、ブログが炎上しちゃうかも(いや、このブログにそんなに読者はいないって(^_^))、と心配になりまして。
ちょっと前に「ベビーカー論争」というのがありました。一般社会ではさほどひどくはないのですが、ネットを見るような人はわりと狭量な人が多いように感じます(←偏見ですが)。「ベビーカーなど押して公共の場に出てくるな」「車いすだから甘やかされると思うなよ」みたいな風潮、何か違和感を感じます。いや、東京に人がいすぎるのが悪いのかも? 大阪あたりだったらどんなものなのかな? 行ったことがないので比較できないけど。
そんなこんなで、最近もやもやした気分がたまっていたので爆発しちゃいました。どうもすみません。
#262[2015/07/14 03:55]  cambrouse  URL  [Edit]














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