年代記 ~ブログ小説~ 

「日記」
備忘記録的なもの

右と左がわからない

ここしばらく、たちの悪い風邪のせいか、眠くて仕方がありません。
しかも、ろくな夢を見ない。
さらに、昨日の夜、いじめについての番組なんて見たから、さらにたちの悪い夢を見ました。
今日のお話は、その夢の内容ではなく、それに関連した話になりますが、ちょっと寝覚めが悪いお話なので、ここで引き替えされた方がよろしいかと思います。では、おやすみなさい。

予告しました。予告しましたからね。
それでも、読んでみようと思われる方は、折りたたんでいますので「続きを読む」からどうぞ。


続きを読む▼


ちいさい頃から、かなり不器用な子でした。いじめられていたというよりは、相手にされていなかったかも・・・の方が近いかも。

体操が苦手なので、文化部に入ろうかと思いましたが、とくに絵が上手だとか将棋がうまいとか実験が好きだとか・・・そんなとりえはまるでないので、とりあえず合唱部に入ろうかと思ったのですが・・・あそこって、体育会系だったんですね。入部テストで、腕立て伏せと腹筋ができずに一日もたずにクビになりました。

それでも、器楽部の先生に目をつけられて、なんとか後ろの方で目立たずにチェロなんか弾いていました。もちろん、コンクールには参加させてもらえませんでした。才能がない以前に、練習態度が悪かったからでしょう。(←自己申告。課外活動をする時間がなかったので。)

器楽部になんて入っているから、もしかすると楽器が得意なのでは?と勘違い?されるらしく、学習発表会になるとなぜか器楽合奏班に入れられます。ピアノを習っているくらいだから、もしかしたらリズム感がいいのかしら?と思われて、打楽器パートをたらい回しされ、シンバルは重たいのと音が大きいのが苦痛で、どうやっても「グシャ」というような音しか出せずにクビ。大太鼓とティンパニーについては、(大きな音が耳障りなので)思い切りたたけずにいて、先生に「いいから、その太鼓、思い切りたたいてみて」といわれ、すなおに「*@$%#」と叩いた結果、太鼓を壊してクビ。(大太鼓の皮を破ったのは、おそらく小学校始まって以来の事件だったと思います。先生、始末書だけですんだかしら?)。小太鼓やマリンバは、左右交互に手を出す、というのができない。われながら、どうしてこうもぶきっちょなんでしょう?


そういえば、ちいさい頃から右と左をとり違うことがよくありました。
・・・というか、意識しないと、今もその症状が続いています。「右に曲がって」といわれて左に曲がるくらいなら珍しいことではないのですが、人に右と左を説明するのが一苦労なんです。
今の仕事でいうと、「借方と貸方(debitとcredit)」をうまく説明できません。
「借方 現金1万円」といわれて、とっさに、現金が増えたのか減ったのか答えられない(もちろん、増えたのですが、とっさには答えられないのです)。うーん、まさかここまでとは。

右と左というのは、図形的なものを含み、たとえば、ひらがなの「く」という文字を「>」と書き間違える、数字の6と9の○が反対向いている、漢字の「へん」と「つくり」を逆にする・・・を無意識にやってしまうというのを、こどもの頃はよくやりました。
「この子、ちょっとおかしいんじゃない?」と、両親はかなり心配したそうです。
今なら、なんか病名をつけられて特別支援学校に入れられていたかも、です。さっさとおばちゃんになっていてよかった。

小説の中に、フリーデリック=フリーデマンの方向音痴ぶりについて、こんな場面がありました。フリーデマンの友人が、自分の友達に彼を紹介しようとして待ち合わせをしているときの話です。(たしか第61章、だったと思います。)
「あいつ、右と左をよく間違うんだ(だから、道を教えてもらっても迷っちゃうんだ)」とフリーデマンの友人が、フリーデマンが待ち合わせに遅れている言い訳?を友達に説明します。
「へぇ。で、それで、よくピアニストがつとまるね」とその友達が相づちを打つと、友人が「大丈夫、楽譜の右手と左手の記譜は、左右でなくて上下だから」と答える場面です。
これは、実は、自分自身の体験だったりするわけです。

 *ところで、フリーデマンさんの方向音痴は、大人になってもなおっていません。
シャルロットのところにバラを届けに行って家に戻るのにちょっと時間がかかりすぎている理由は、実は、「彼がちゃんと道が覚えていないから」だったのですが、最初から読んでいない人には、”彼が時間をかけて家に戻る”という表現が(わたし流の)ジョークだとは気づかれていないんだろうな、とふっと思いました。
(「じゃ、はじめからタクシーを使いなさいよ!」と突っ込みを入れないでくださいね。)


「右も左もわからない」(新人さんによく使う慣用句)とはよく聞きますが、「右と左がわからない」ってしゃれにもならないな・・・と思っていたのですが、この前ネットで調べてみたら、こういう症状の人って、一定数いるらしいとわかりました。

 *たとえば、こんなページとか・・・。そういえば、免許更新の時、視力検査表の上に「←左 右→」と書かれていました。やっぱり、仲間はいるんだな、とちょっぴりうれしかったです。

・・・でも、ほっとしていいのかどうかわかりませんが。
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コメントありがとうございます。
いま、美瑛、富良野をドライブ中です。
また後ほど。
#286[2015/10/12 10:17]  エリアンダー  URL 

Re: タイトルなし

> コメントありがとうございます。
> いま、美瑛、富良野をドライブ中です。
> また後ほど。


予約投稿中だったんですね。押しかけコメント、申し訳ありません。
紅葉が見頃、というよりは、低気圧通過中だったようですが、(お天気を含め)大丈夫だったでしょうか?

お忙しいところ、コメントありがとうございました。よいご旅行を。

#287[2015/10/12 22:20]  cambrouse  URL  [Edit]

おおっ

こんばんは。

なんと! cambrouseさんも、右と左がわからなかったりするのですか?
実は、私もそうなんです。周りに言うと、呆れられるばかりだったので、そういう人たちがたくさんいることすら知りませんでした。

そうなんですよ。「右! 違う、左じゃないってば!」と言葉で言われると、普通にわからないのがさらにパニックとなって、もっとわからなくなってしまうのです。

「右はお箸、左はお茶碗を持つ方でしょ」と言われても、それでは瞬間にはわからない、のですよね。

私の場合は、子供の頃に習っていたバレエ教室の記憶に戻り、バーに向かって足をあげている光景を思い出すと右がわかるのです。でも、それを思い出すまでが一秒か二秒かかるんですね。交差点の手前で「そこを右!」とか言われると、間に合いません。

現在は、もっと別の問題があります。言葉です。英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語などで「右」「左」と言われると、それをまず頭で訳して、さらに「で、どっちが右だっけ」と考える時間が必要で、四秒くらいかかることがあります。

こうなると、フリーデマン氏、ますます親しみがわいてしまいますね。

でも、cambrouseさん、左右は困られても上下は問題ないのですね?
私はオタマジャクシは上下どころか、全部同じにしか見えないので、初見のできる方が神様のように思えます。
#288[2015/10/13 03:18]  八少女 夕  URL  [Edit]

Re: おおっ

> こんばんは。
>
> なんと! cambrouseさんも、右と左がわからなかったりするのですか?
> 実は、私もそうなんです。周りに言うと、呆れられるばかりだったので、そういう人たちがたくさんいることすら知りませんでした。
>
> そうなんですよ。「右! 違う、左じゃないってば!」と言葉で言われると、普通にわからないのがさらにパニックとなって、もっとわからなくなってしまうのです。
>
> 「右はお箸、左はお茶碗を持つ方でしょ」と言われても、それでは瞬間にはわからない、のですよね。
>
> 私の場合は、子供の頃に習っていたバレエ教室の記憶に戻り、バーに向かって足をあげている光景を思い出すと右がわかるのです。でも、それを思い出すまでが一秒か二秒かかるんですね。交差点の手前で「そこを右!」とか言われると、間に合いません。
>
> 現在は、もっと別の問題があります。言葉です。英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語などで「右」「左」と言われると、それをまず頭で訳して、さらに「で、どっちが右だっけ」と考える時間が必要で、四秒くらいかかることがあります。
>

・・・そうなんです。よくわかります(って、現実には英語とかドイツ語とかで「右」「左」を言われる環境にないだけ、ましといえばましなんですけど)。わからない人にはわからない、というのがネックです。「あっち」「こっち」で指さされるとわかるのに、どうして「左右」というとわからないの?と。
厳密には、ワンクッション置けば、ちゃんとわかるんですが、とっさだとダメですね。カーナビなど、どのくらい前から右折か左折かを言ってくれるのか説明書にあると、買うときに参考に出来るんですがねぇ・・・(って、「買う基準はそこ?」とツッコまれるのですが、わからないひとにはわからない話ではあります。)

今はインターネットなどがあるので、「ああ、自分だけじゃなかったんだ」とわかるんですが、このワンクッション、という作業をおくことで、ずいぶん苦しい思いをしました。「お箸を持つ手が右手」とは何度も言われたのですが、そうすると、頭の中でお箸を持つ作業が入るので、その分さらに遅れる(笑)。あまり参考にはなりません。「お箸」が「ヴァイオリンの弓」に変わったとしても、同じことかもです。いや、その発想、逆に不思議がられますが。
(いや、お箸を左手で持つ人がいても、ヴァイオリンの弓を左手に持って演奏する人は、そうはいないんじゃないかな、と。全くいないとは断言しませんが。左手に指揮棒を持つ指揮者さんもいるくらいですから。)←って、何でも音楽の話にしちゃう人。

案外、身近なところに仲間がいるものなんですね。白状してみてよかった。

コメントありがとうございました。
#289[2015/10/13 06:02]  cambrouse  URL  [Edit]

私は・・・

なるほど、「左右盲」って症候があるんですね。
知らなかった。
ネットのおかげで、いろんな病気や症候群が知られて
きましたね、失読症とか、アスペルガー症候群とか。
たしかトム・クルーズが失読症ですね。
私は、人よりも「ゲシュタルト崩壊」を強く感じる
気がします。
「ゲシュタルト崩壊」って、たとえば、ある漢字をじっと
見つめていると、徐々にあれ?この字こんな形だったか、
と疑問に思い始めることなんです。
私、禅と間違えて、「褌のすすめ」とか書いてしまったりします。(笑)
私の甥も年長のころクリスマス会で緊張のため早めに
シンバルをたたいてしまいました。私がビデオを見て大笑いしたら
甥は一週間ほど口をきいてくれませんでした。(笑)
#290[2015/10/13 12:10]  エリアンダー  URL 

Re: 私は・・・

> なるほど、「左右盲」って症候があるんですね。
> 知らなかった。
> ネットのおかげで、いろんな病気や症候群が知られて
> きましたね、失読症とか、アスペルガー症候群とか。
> たしかトム・クルーズが失読症ですね。

ふむふむ。「失読症」ですか。初めて聞く名前です。

ネットで見かけた「失読症診断テスト」なるものをやってみましたが、35点という診断でした。44点以下の人はまず間違いなく失読症ではない、ということなので、自分にはそれはあてはまらないようです。
・・・が、「右と左を間違う」「電話でメモをとると間違う」「一度にいくつもの指示を与えられると混乱する」は当てはまります。九九などはクラスでも1~2番目くらいの早さで覚えましたし、順番に並んでいるアルファベットとか十二支とか、1つでも順番が違うとすぐにわかります。速読も得意ですよ?
なので、やっぱり別の病気かな?

ちなみに、「アスペルガー症候群診断テスト」は何度やっても、かなりの高得点です。
「人の言うことを何でも鵜呑みにしてしまう」なんて間違いなく当てはまります。記事にもあったように、「(太鼓を)思い切り叩いて」と言われて、皮が破れるほど思い切り叩く人間は、そうはいないんじゃないかしら?
ついこの前も、実家で料理の途中、母に電話がかかってきて「ちょっと鍋(の中身が焦げないように)見てて」と言われたのですが、戻ってきて「焦げてるじゃないの。ちゃんと、見ててって言ったじゃない!」としかられたので、「・・・見ててって言うから、見てたんだけど」と返事してさんざん絞られたばかりです。的確に指示してもらわないと、うっかりすると、とんちんかんなことをしがちで・・・。


> 私は、人よりも「ゲシュタルト崩壊」を強く感じる
> 気がします。
> 「ゲシュタルト崩壊」って、たとえば、ある漢字をじっと
> 見つめていると、徐々にあれ?この字こんな形だったか、
> と疑問に思い始めることなんです。
> 私、禅と間違えて、「褌のすすめ」とか書いてしまったりします。(笑)


「ゲシュタルト崩壊」、経験がないんですが、友人が言ってた”「霊」という漢字を見ていると、頭骸骨に笑われているような気になる”・・・みたいな症状ですか?

滅多に書かない字ですが、「褌のすすめ」?・・・お相撲さんですか?


> 私の甥も年長のころクリスマス会で緊張のため早めに
> シンバルをたたいてしまいました。私がビデオを見て大笑いしたら
> 甥は一週間ほど口をきいてくれませんでした。(笑)

やっぱりシンバルは難しいんです。あの発言は、やはり、サー=マルコムの勘違いだと思います。確信しました。

コメントありがとうございました。
#291[2015/10/13 22:16]  cambrouse  URL  [Edit]

「ゲシュタルト崩壊」って誰にでも起きる現象なんですよ。
「庶」という漢字を30秒くらいじっと見つめます。
バカボンのパパの顔が浮かんでくることもありますが(笑)
我慢して見つめていると、庶民の「庶」ってこんな形だったかなあと
思い始めます。
「褌のすすめ」・・・、本屋で「禅のすすめ」を「褌のすすめ」と
読み間違えたのです。
#292[2015/10/14 12:45]  エリアンダー  URL 

Re: タイトルなし

> 「ゲシュタルト崩壊」って誰にでも起きる現象なんですよ。
> 「庶」という漢字を30秒くらいじっと見つめます。
> バカボンのパパの顔が浮かんでくることもありますが(笑)
> 我慢して見つめていると、庶民の「庶」ってこんな形だったかなあと
> 思い始めます。

「庶」という字が、バカボンのパパに見える・・・というのは、すごい話です。
霊の、いや、例の友人にもその話をしてみます。
・・・じゃなくて、確かに不思議な現象ですね。字が崩壊するまでじっと見たことがなかったので、びっくりしました。

じっと見ていると、「禅」という字が間違いで、「褌」が正しいかのも、と思えてきます(違)。

「褌のすすめ」も、古本屋を探すとありそうですね。もしもなかったら、エリアンダーさんが自作してブログで発表されたらいかがでしょう? 楽しみにしております。

連日コメントありがとうございました。いろいろと勉強になります。





#293[2015/10/14 22:03]  cambrouse  URL  [Edit]

左に曲がれといわれて

 右にハンドル切って死ぬかと思ったと言わしめたわたくしでございます。
 ここから関係の無い話。よく初めての場所は嫌だという人がいますが、私には全く理解できないんですよ。だって何処に行くにしたって最初は初めてじゃないですか。初めてが無ければ次も無い。誰かに一緒に行ってもらいたい?おお嫌なこった。一緒に行く事がじゃないです。初めてのところに付いて来られるのがわたしゃ嫌なんです。初めての場所は一人で行くのが良い。つまり、先に知っているというだけの人に隣でごちゃごちゃ言われるのが駄目なんですよね。ああ、面倒くさいわたくしめ・・・。
#294[2015/10/18 01:58]  miss.key  URL  [Edit]

Re: 左に曲がれといわれて

>  右にハンドル切って死ぬかと思ったと言わしめたわたくしでございます。

・・・バックするとき、ハンドルをどっちに回していいか迷うわたくしめでございます。

>  ここから関係の無い話。よく初めての場所は嫌だという人がいますが、私には全く理解できないんですよ。だって何処に行くにしたって最初は初めてじゃないですか。初めてが無ければ次も無い。誰かに一緒に行ってもらいたい?おお嫌なこった。一緒に行く事がじゃないです。初めてのところに付いて来られるのがわたしゃ嫌なんです。初めての場所は一人で行くのが良い。つまり、先に知っているというだけの人に隣でごちゃごちゃ言われるのが駄目なんですよね。ああ、面倒くさいわたくしめ・・・。

うーん。わたしは、miss.keyさんと一緒にはおでかけできない運命なのかもしれませんね。
実は、ついさっき、会社の旅行から戻ってきたところでして。今回の旅行は、途中から単独行動になるという”初めて恐怖症”の人間にとって恐ろしい行程でした。見知らぬところで一人になる、というのは、旅慣れない人間にとって恐ろしいことでして、家にたどり着いてほっとしているところです。

♪知らない街に 出かけてみたくない。

・・・という替え歌を歌いたくなるくらい、冒険は苦手です。

コメントありがとうございました。お返事が遅れて申し訳ありません。
#295[2015/10/19 22:27]  cambrouse  URL  [Edit]














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